
先日、ラジオを聴いていたら「蚊帳を吊り始めました」との葉書(リスナーからの)が読まれました。えっ、今時、蚊帳ってあるのか?と耳がダンボ状態になりました。約1時間ばかりのその番組の中で、続くは続くは・・・。合計何通のメールやファックスが読まれたかは不明ですが、「蚊帳」は今でも健在であることを知りました。
幼い頃、「蚊帳の吊り方」と「蚊帳への入り方」の指南は祖母に受けました。「そんな張り方では蚊が入ってくる」と兄や姉が良く叱られていました。末っ子の小生は「入り方」に厳しく指導を受けました。高校受験の折には蚊帳の中に卓袱台を運んで勉強しました。そんな夏の光景が、このラジオ情報を聴きながら懐かしく浮かんできました。
ところで、皆さんのご家庭での夏の風物詩は何でしょうか?
所帯を持って生家から離れているわが子達は夏の里帰りで、我が家の夏の風物詩を必ず確認できる「モノ」があるのです。玄関先に一歩足を踏み入れただけでその香りが教えてくれます。茅ヶ崎の祖父ちゃん祖母ちゃんの「夏の家の匂い」になってしまっているようです。写真に掲載しましたが「蚊取り線香」が我が家の風物詩の主人公なのです。
またまた、ラジオからの情報です。蚊取り線香は日本だけにあると信じて疑わなかった小生の我が耳を疑うほどの現実を知ることになりました。世界の多くの国で蚊取り線香(表現言語は定かではありません)が愛用されているとのことでした。驚きました。
数日前に、外出先から戻った小生の鼻腔に風物詩の香りが進入してきました。
「あ、夏だ!」との季節の郷愁を感じて嬉しくなりました。書斎の机の足下にも妻が常設(笑)してくれています。いつの間にか「精神安定剤」となっているように錯覚しています。
今日も西日本では大雨らしいですね。梅雨時期とは言え当該地では大変です。雨に打たれた蚊軍団は雨が小休止すると家屋の中に乱入します。蚊との格闘は日本の夏の風物詩?お互いの健闘を誓い合いましょう。
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