2010/06/28

我が家の夏の『風物詩』

  ~「蚊帳」ってまだ、あったの?~
 先日、ラジオを聴いていたら「蚊帳を吊り始めました」との葉書(リスナーからの)が読まれました。えっ、今時、蚊帳ってあるのか?と耳がダンボ状態になりました。約1時間ばかりのその番組の中で、続くは続くは・・・。合計何通のメールやファックスが読まれたかは不明ですが、「蚊帳」は今でも健在であることを知りました。
 幼い頃、「蚊帳の吊り方」と「蚊帳への入り方」の指南は祖母に受けました。「そんな張り方では蚊が入ってくる」と兄や姉が良く叱られていました。末っ子の小生は「入り方」に厳しく指導を受けました。高校受験の折には蚊帳の中に卓袱台を運んで勉強しました。そんな夏の光景が、このラジオ情報を聴きながら懐かしく浮かんできました。
 ところで、皆さんのご家庭での夏の風物詩は何でしょうか?
 所帯を持って生家から離れているわが子達は夏の里帰りで、我が家の夏の風物詩を必ず確認できる「モノ」があるのです。玄関先に一歩足を踏み入れただけでその香りが教えてくれます。茅ヶ崎の祖父ちゃん祖母ちゃんの「夏の家の匂い」になってしまっているようです。写真に掲載しましたが「蚊取り線香」が我が家の風物詩の主人公なのです。
 またまた、ラジオからの情報です。蚊取り線香は日本だけにあると信じて疑わなかった小生の我が耳を疑うほどの現実を知ることになりました。世界の多くの国で蚊取り線香(表現言語は定かではありません)が愛用されているとのことでした。驚きました。
 数日前に、外出先から戻った小生の鼻腔に風物詩の香りが進入してきました。
 「あ、夏だ!」との季節の郷愁を感じて嬉しくなりました。書斎の机の足下にも妻が常設(笑)してくれています。いつの間にか「精神安定剤」となっているように錯覚しています。
 今日も西日本では大雨らしいですね。梅雨時期とは言え当該地では大変です。雨に打たれた蚊軍団は雨が小休止すると家屋の中に乱入します。蚊との格闘は日本の夏の風物詩?お互いの健闘を誓い合いましょう。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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