2010/10/04

新・歩禅記(35)


 ~金木犀の季節~
 昨日の正午過ぎ。
 5日から出向する高知への旅のチケットを購入すべく、妻と二人でJR茅ヶ崎駅・みどりの窓口に向かって家を出発した。我が家にある「僅か1本の樹木」は今年は不調なのか?発する香りも感じることなく通りに出た。どこからとなく「キンモクセイのかおり」が鼻孔に届いた。家並みの数件続いて金木犀の木がある。どこからも通路に溢れるほどの匂いを発していた。
 「あ~、もうそんな季節なんだね」と老夫婦の会話。
 陽ざしはまだ相当な強さだったので「正午過ぎの出立」は少々失敗だった。しかし、金木犀の季節は季節である。街路樹や建造物が作る「日陰」に入ると、陽ざしの強さをさほど感じない。風も心地よかった。やはり季節は確かに秋の深みに向かっているようだ。
 チケット売り場の混雑に耐えて(笑)無事購入した。
 手土産を妻が持たせるというので駅ビルの地下で購入して帰宅した。1時間半ばかりの『歩禅』ではあったが日中の陽ざしとの闘いは、やっぱり厳しかった。暫くは会話も沈みがちな老夫婦であった。爺は8000歩を表示する歩数計を覗いて満足感に満たされたと言えば、やはり能天気な性分ですね。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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