2010/10/09

旅の「つづき」・・・

 ~今日も全くのフリーデー~
 たまには「良いモノ」ですよ。
 時刻表と睨めっこしながらも景色にウットリ、そしていつしか眠ってしまっている旅人業務は、まさに小生の「天職」です。決して「転職」したわけではありません。退職した後の「長閑な人生」としての延長線上で展開されている極楽浄土の絵巻図でございます。
 のんびりと朝刊に目を通しながら「世間の土曜日」を満喫し始めたら、この記事に激突してしまいました。衝撃というより「合点」の文字軍と理解しました。スキャナで撮ってブログ版を作成したくなりました。そして、全国の同志に呼びかけてみたくなりました。去る5日~7日までの「四国の旅」の続きとしてお伴してください。
 5日は、茅ヶ崎を出て小田原駅。新幹線で名古屋駅。乗り換えて岡山駅到着が11:05。土讃線の特急「南風号」発車まで丁度1時間の待ち時間でした。岡山駅構内の様子も見たくなってキャリアバッグを引き摺りながら歩いたのですが「興味関心と学びの意欲付け」にはなりませんでした。行き着くところは構内にある「本屋さん」です。
 旅のお伴の本は文庫本に限ります。
 15分は物色したでしょうか。何気なく面白いタイトルの本が目に留まりました。「一億総ガキ社会」とは、また、大胆な命名ではありませんか。小生の本選びは皆さんと違っているのでしょうか?タイトルを見たら「著者」のプロフィールを見るのです。それから「目次」や「はじめに」に目を投じたら、「おわりに」の部分に目を移して脳の直感で「買う」ことに衝動があれば買っています。そんな症状に罹ってしまった小生は見事に購入してしまうことに填りました。もう動く気もなく、買った本を手にして在来線の待合室へ直行したのです。
 「大人になるってどういうこと」章に惚れ込んだ小生は、その後も、とうとう土讃線の車中はこの本から視線を外すこともなく読み終えてしまいました。約2時間半の土讃線も途中の大歩危小歩危もいつ通過したのか全く分からないほどに短く感じました。
 そして、本日の朝刊。
 敬愛する野坂昭如氏のエッセイに数日前の「四国路」が蘇って来ました。彼の論及に後押しを受けた気分になったので、こんな行動に出たわけです。興奮すると、たった一人しかいない同居者(老妻)を巻き込んで、半強制的な同意を得るための「記事の朗読」を始めるのです。今朝もその症状に彼女は否応無しの「お付き合い」を強いられてしまう不幸な人間です。これも「運命」だと、どうやら割り切っていただいているようですので、安心して決行できてしまいます(笑)。
 ご感想やお考えをお聞かせ下さい。ゆっくり休養するはずの休日が朝からこんな状態です。
 えっ!若い? 有難う御座います。勝手に「天の声」として聞き入れるところが能天気で好い加減な性分で御座います。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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