2010/10/11

苦笑と失笑そして爆笑

 ~「初めての」床屋さん~
 以前からずっと通っていた床屋さんが気に入らなかった訳ではありません。何せ不精者ゆえに「初めての床屋さん」を選んだ理由も単純なことです。聞けば皆さんが笑います。で、その理由とは?自宅から近い(=以前の床屋さんより)ということだけです。数ヶ月前にいつも通る道路から見える看板に「新装開店・シルバーサ-ビス」の文字がありました。大型スーパ-の中に開店したので、「いつかは・・・」との思いがあったわけです。明日からまた県外に出講するので「床屋さんに言っておかなくっちゃ」、との思いで横目で見て通っていた床屋さんに初挑戦したということです。
 終わってから会計をします。
 初めてのお客様ですから「どのランクのシルバーサービス」かとの確認があります。つまり「シルバー料金」の詳細区分です。ラミネート版を指さしながら「これで・・?」ですね、と店員さん。60歳以上は**円で65歳以上は**円。70歳以上は**円と小刻みな分類でした。店員さんは笑顔で、「お客様は60歳以上のこのランクですよね」と声を掛けてくれました。「えっ、65歳以上なんだが」と言うべき答えが出て来ない。「そう、そう。ありがとう。良くわかったね」と小生が応えると、「65歳以上かどうか迷いましたが、失礼になると思いまして・・・・」と言う説明。
 結局、65歳以上の特典を受けず、60歳以上の料金を払ってしまいました。
 自転車で意気揚々と帰りながら、心地よい風に吹かれ錯綜した(笑)精神状態も落ち着いて来たらしく200円の安い割引待遇を蹴ったことを後悔し始めたのです。帰宅しても「言うまい」と口にチャックするつもりだったのに「女房族の経済観念」は凄いことが判明。簡単に説明すると呆れた顔の妻は失笑。何だか意味深いモノがありそうでした。ポツリと「誰が見ても65歳以上よ」と言わんばかりだったからです。正真正銘の65歳以上であることは事実。しかし、あと10日もしない内に当人は66歳になるんだよねぇ・・、と自分でも苦笑と失笑。
 この歳になっても「見栄を張る」って、若い証拠ですよ、ねぇ?と、自分にしかできない慰めです。(爆笑)
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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