2010/10/30

窓を打つ雨音に不気味さを・・

~遅く起きた朝~
 昨日は午後から東京へ。
 重要な会議の後は、楽しい懇親会でした。8時33分の東京駅発の湘南電車。グリーン車はほぼ満席になって出発したのですが、次の駅(新橋駅)では、座れずに立ったままの乗客がありました。加算有料料金を支払って「立って」過ごすことは、小生のような貧乏根性の持ち主には到底容認できない現象ですね。かと言って、小生から立って席を譲る善行が出来ないのだから我が儘極まりない人生を歩んでいるんですね。
 その車内で、ふと、気付いたこと。
 それは、多くの男性乗客の顔が赤ら顔であったこと。つまり、金曜日の夕暮れは「一杯呑んで」のご帰還のサラリーマンが今も多いようです。サラリーマンではありませんが、その内の一人が小生でもあったわけです。連れの4人掛けに座っている会社員風は、呑み会の延長線「二次会」のように思えました。非常識な態度など全くありません。周囲に不快感を与えるような客でもありません。しかし、会話の内容は「職場の人間関係」であることがはっきり分かるような音量でした。聞くとはなしに耳に飛び込んでくる言葉には「海外経験」や「語学堪能」等々があり、世相を映しているのが良くわかりました。サラリーマンの悲哀?すら感じ取れました。
 そうすると職業病にかかってしまうのです。この会社員さん方(概ね40~50歳)は、帰宅すれば「父親」に変身することになるでしょう。わが子に「せめて英語だけでも」の思いが、実体験の上に成り立つ根拠を糧に、教育に心を痛めることになるのでしょうか。余計なお世話?そうです!これが病気だから仕方がないんです(笑)。外国語の習得には全く異存はございません。しかし、肝心な母国語を蔑ろにしているようでは本末転倒ですよ、とつい口について出てしまいそうになりました。
 4名とも大船駅で降車しました。
 "おい、座席ぐらい、元に戻して降りろよ!”と言いたくなったままの座席がそこにありました。
 他人様のことをとやかく言える立派な人間ではございませんが、社会の身だしなみは護りたいですね。かく言う小生も、全身を襲っている楽しかった市ヶ谷での懇親会の薬害(?)で良い気分になって茅ヶ崎駅で降車して帰宅してまいりました。
 その『結果』、今朝は遅起きであります。早起き爺にも、時々こんな朝があります。
 台風がどうやらこちらに向かっているようです。夕べの酔いを早く覚まして台風に備えることにしましょう。自然界には逆らえませんね。十分に気をつけましょう。

新聞記事は、おなじみの知人のコラムです。この表現そのものの「温もり人生」を歩んでいる立派な会社経営者です。中学校しか卒業していない、と言うご本人ですが、苦労の中から掴んだ「学び」で素晴らしい人生を謳歌している本人らしい記事です。全てが彼の経験から発する内容です。
 

 

0 件のコメント:

コメントを投稿

自己紹介

自分の写真
1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

フォロワー