2011/11/18

日常と「非日常」

~4歳の孫の「せりふ」で気づく~
 小生は健康管理の一環として「日常化」している行動がいくつか顕在する。
 4月に当地に転居して7カ月を孫たちと生活している。祖父ちゃんの異常な行動(笑)に気づき始めたようである。的確にその感想を表出してくれるのが最年少の孫息子である。8月で4歳になった。つい先日、いつもよりかなり遅い時間の「朝ぶろ」のために浴室に入ろうとした祖父ちゃんに向かって発した言葉が浴槽で考える時間を増殖させてくれた。「夜でもないのに、なんでお風呂にはいるの?」であった。数日後の夜、一緒にお風呂に入って出てきた孫に、また異常な祖父ちゃんの行動が目に付いたらしく次の表現である。「風邪ひいているの?」の質問に「引いてないよ」の回答に訝しい思いになったのだろうか。「風邪もひいてないのに、なんで体温計を使っているの?」であった。老脳の思考回路が説明文で埋まってしまった。「話せば長くなるが・・・」である。
 日常的な動きは異常に映らないが、非日常的な言動(笑)は異常になってしまう。
 鍼診療師の指導により、『自然治癒』療法として半身浴の日常化を推されたのである。小生の長年の腰痛との格闘を師はご存じだったからである。科学療法(医学)の力を頼らずに自然治癒できるには温浴を続けることの重要性を自らの納得で開始したのが『腰湯(=師のネーミング)」である。ほぼ10年になるが、自然治癒力のパワーを実体験しているというのが結論である。つまり、その間、腰痛の症状が出ても悪化は全くない。医療のお世話になっていた10年前が嘘のようであるから嘘ではない(笑)。
 体温計の常用は、朝夕の体温を記録することを指示されたからである。
 体温が下がれば病原菌への抵抗力が下がるという業界の常識らしい。加齢と同時に体温は下がるとばかり思い込んでいた小生に、37度あったら(小生夫婦の常識では「微熱」)、どんな菌にも勝てるという講釈に半信半疑で朝夕の体温を測り始めて驚いた。検温への意識を確立できたのも、「風邪をひかなくなった」現象である。ここ4年間風邪を引いた症状は全くない。参考までに、小生の朝の体温は36度前後であるが、就寝前は36度5分から37度1分である。常識と思っているのが「日常的」だとすれば37度は微熱と思い込んでいたのは日常的であったことになる。
 烏の行水と言われた小生の入浴であったが、夏でも朝の半身浴は20分、夜の入浴は10分間浴槽で「禅を組む」心境でラジオを聴きながら「自然治癒力」を保持するための務めとなっている。世間の非日常的な言動が、小生にとっては日常的な動きであることをいつの日か孫たちも理解することであろう。よしんば、理解しなくても良い現象であることも納得している。
 6時半に出向した昨日は、午前3時に起床して『腰湯』を済ませて体温を計って記録して日常化を続けている。11年間薬と言う名のつくモノは胃袋に入っていない。小生の薬は??晩酌である(笑)。今朝も駄弁を弄しました。予防は直前に施しても予防にはならないそうですよ。予防こそが「日常的」に行うことのようです!!晩酌は小生の日常的「予防薬」の服用であるとご理解くださいませ。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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