~どんなデザインにしようかなぁ?~
現役時代は休日を利用して「第一次締切日」ぎりぎりに仕上げて郵便局の指定場所に投函した。
今は、毎日がサンデー。時間はたっぷりあるが『年賀状を作成する』意欲に欠けるのか、退職して数年間は途中で「父母の喪中」と重複したこともあり制作への情熱が削がれたこともあった。しかし、今回は「転居のご挨拶」という任務が課されているので手抜きは出来ない。郵便局に行った。11月1日に発売されて20日間以上も経っているが「売り切れ」の年賀状は無いようである。
手書きの年賀状。
温かみも人柄も十分に伝わってくる代物である。しかし、パソコンと言う利器の恩恵を考えると、ついつい『オール手書き』という年賀状はここ数年来完成したことが無い。決して自慢にはならないが枚数を量産するためには、「住所録」はそれに関わるソフトの力を借りることになってしまうのが避けられない。
明日は神奈川県横須賀市に、「飛び込み出講要請」に応えるべく朝から移動することになった。「走る書斎」の時間を年賀状の草案づくりに使おうと考えている。
種類としては3種類だろうか?
卒業生・同業者・諸先輩と親戚縁者と分類するのが常套手段である。当方から投函する枚数より、届いた年賀状への返信が毎年の主流である。今回は、締切日以降に投函された年賀状の転送時間が気にならない訳でもないが、返信用年賀状の作成に掛かる時間は通常の年度とは違うことだろう。返信が遅くなってしまうことは申し訳ない気もするがどうしようもない。
いずれにしても「自分なりの誠意」で年に1回の『ご挨拶状』を投函することにします。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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