2011/12/15

師走の風物詩(2)

~「源泉徴収票」が届く・・・~
 給与所得者、つまりサラリーマンにとっては「身を切られるような説明書」である源泉徴収票を具に確認して検討することは殆どないのではないだろうか。小生だけのことではないと確信している。読者の皆さんで現役の給与所得者の方はいかがでしょうか? 
 源泉徴収票が郵送されてきました。裏面に次のようなコメントが記されていました。
 
 源泉徴収は確定申告で必要となります。紛失されないよう大切に保管してください。確定申告は、平成24年2月16日(木)から平成24年3月15日(木)までです。
 
 現職時代には、事務職員から1枚の確定申告票が配布されました。住所氏名を直筆で書き込んで印鑑を押して、生命保険等の書類を添付して提出するだけで要務は完了していました。それでも、職場では締め切りを護らない輩が事務職員を困らせていました。30数年間をその要務を「重要な手続き」とは意識せずに過ごしたサラリーマン(小生)は、退職後が大変です。自戒を含めて読者諸兄に心情を記述しているのです。老輩の「戯言・ぼやき」と軽視せずに意識を高めることを強調しておきますよ。
 師走の風が、『事務処理』=確定申告準備という要務を運んできます。
 来年の申告には、妻も今年から年金所得者になりましたので扶養者としての申告をする必要が生じました。妻の源泉徴収票もこの師走の風に乗って運ばれてくることでしょう。
 その場に至って「現実と直面」しない限りわからないことばかりです。市教委に勤務医していた頃、ある時期から市役所の駐車場に警備員が配備され車の出入りの整理している姿を見ても、「今日は何か大きな催しでもあるのかねぇ~」と同僚と他愛もない会話をしていた能天気者が、今となれば恥ずかしくもなります。市民の皆さんが確定申告のために庁舎に押し寄せていたわけだったのです。退職すると、その一列に身を置くことになります。
 税務担当の職員に、「虚偽の申告」を探し出すかのように錯覚してしまう尋問(?)に不愉快な思いもします。しかし、担当者は確認をしてくれているだけなのです。教員時代に生徒指導をしていた自分の姿を税務担当者の言葉に置き換えてしまうのです。不快感を味わう自省の時間にもなってしまうのが何回接しても同じ感情になります。貧しい人間性に失笑です。
 暗い話題になってしまいましたか?ゴメンなさい。決して悪気はありません。「まだ、先のこと」という意識への軽いジャブであるとやんわりと受け止めてくださいませ(笑)。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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