~教師冥利に浸りつつ・・~
今年も卒業生との再会が出来ました。
中学校の教員として初めて卒業生を出したクラスの生徒たち。と言っても、もう50歳を超えているという卒業生です。久しぶりに再会した面々もあれば、毎年楽しみにして参加する者もいて年中行事になっているミニ同窓会です。顔ぶれによって話題も微妙に変化するのが、また楽しみであるのです。
今回は、小生の転居と「同居する」生活リズムと祖父母が関わる孫の人間性の構築にまで話題が展開してしまって、僅か8ヶ月の同居生活から見える「孫育て」への祖父母の関わり方の重要性に言及することになってしまいました。既に「お祖母ちゃん」になっている卒業生もいましたので、その観点からの同質意見もあり、これからの自らに及んでくる立場論からの意見もあり、師弟の関係を超えて話に花が咲いて、今年の再会もあっという間の時間となってしまいました。小生の遠距離への帰路を心配して7時過ぎには宴の中締めをしてくれました。
余韻と一緒に東海道線で東京へ一旦戻ることにしました。乗り換えて上野駅に着いたのですが、都合の良い電車の時刻まで30分以上もあり、退屈しのぎと胃袋の洗浄(?)も兼ねて入り慣れない喫茶店で珍しくコーヒー等を飲んでから常磐線の車中の人となりました。気がついたら取手駅でした。再度の睡魔を避けるべく単行本を広げ大好きな西村京太郎氏の推理小説を読みました。「上野駅13番線ホーム」という題名が、内容は、乗換駅での事件発生からの展開なので架空とは言え現場が空想の中ではないのが酔い覚ましには最適な本になってくれているようでした。旅の伴は、硬い本ばかりではありませんよ。特に氏の本はベストフレンドの1つであることは間違いありません(笑)。
さほど酔わずに帰った老夫に老妻は当てが外れたような顔で迎えてくれました。教え子たちとの再会は当時を走馬灯に蘇らっせてくれるのでしょう。成長した教え子たちとの話題が「祖父母力」という言語を使用しても飽きない時間帯が築けたことがアルコールの力以外のパワーでも「心酔い」に誘ってくれるのでしょう。有難いことです。これで「忘年会」も打ち止めです。今年も『良い年』でありました。
卒業生たちの家族にも「良い新年」が訪れることを祈りつつ、逢瀬に感謝したいと思います。
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