2012/09/05

早朝歩禅の記(14)

 
歩禅記録 05:00~05:55【6300歩】

~日の出の時刻も、「秋」を告げている~

 5時出発の独り歩禅は、すれ違う散歩人の顔ぶれも違う。出発時刻の東の空はまだほの暗かった。

「お早うございます」と交わすだけの散歩人は初対面に近い部類である。時間がズレたので多くの散歩人とは朝の挨拶を交わしただけですれ違った。

 犬を連れて散歩される老婦人から声を掛けられた。丁度太陽が顔を出した時間だった。「日の出も遅くなりましたね」と。「そうですね、夕暮れもあっという間に暗くなりますね」と、こちらからも声を掛けながらすれ違った。

 確かに季節は秋に突入している。

 「秋の日のつるべ落とし」の言葉を反芻しながら、昨日と一昨日の二日間のゲリラ的な強雨を思い出した。水たまりに太陽が眩しく反映していたからである。

 『逆さ富士』。

 英語の教科書で知ったという浅学ぶりを思い出して苦笑した。そして「逆さ筑波山」を撮った。いかがでしょうか??「今日もまだ熱くなりそうですなぁ~」と老紳士に声を掛けられ、「そうですね。いつまで続くんでしょうかね」と相槌を打ちながら独り歩禅の記儘で、いつものコースを変えて歩いてみた。

 ちょっと視点が変わるだけでこんなにも「観点」が変わるモンだ!

 当たり前のような驚きを受け止めつつ、景色の新鮮さを満喫しながら55分間の歩禅を終えて帰宅した。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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