~炎天下の草刈り~
このブログを書いている机から2メートルも離れていない地点で凄い音が発せられている。草刈り機の音である。外は痛いほどの炎天下で、休憩(給水)を取りながらではあろうが、農家の人たちが懸命に働いておられる。その光景を見ているだけで暑さに負けそうである。刈り終えた地面からは草いきれの独特なにおいが部屋まで届いてくる。
自宅の東・北・南の三方が全て栗林である。
気が付くと、もうすっかり大きく実った栗の実が枝をたわわにして実っている。強い風が吹き付けると落ちてしまうようだ。風が強かった後にはその被害が顕著である。農家の人たちが長靴を履いて点検に回り、踏みつけながら成熟度を確かめているようだ。草が伸びすぎると落ちた栗の実が発見し辛くなるから、この時期の草刈りは回避できないのかもしれない。
栗農家が何軒も周囲にあるので、隣接地だけの音だけでなくあちこちから草刈り機の音が耳に飛び込んでくる。朝の早い時間からほぼ午前中をその作業に向けておられるのか、午後は全く音は聞こえない。
転居して直ぐに学んだ言葉があった。
リンゴ狩り・ブドウ狩り・ナシ狩り・ミカン狩り等々、果物は殆どが「***狩り」と表現されるのに「クリ狩り」は無い。『栗拾い』と言うことに気付いたのである。それは、実際に栗畑に招かれて体験したことから納得した表現であった。農家の方の出で立ちが、長靴と長い箸のような二本の棒であった。(熟して)落ちている栗の毬を長靴で踏みつけて割って中の実を取り出す行為だった。びっくり!知らないとはこんな事か!!還暦もとっくに過ぎた老人が初体験で言葉の成り立ちまで学んだのである。恥ずかしい等と考えなかったところは、やっぱり「変な老人」なんだろうなぁ~(笑)。
草刈りの終わった隣地の栗畑には既に落ちた栗の実が露出しているが、農家の人たちは「拾う」行為はしない。つまり、収穫前に落ちた未完成品の証しなんだろう。後数週間もすると収穫に適した、毬付き栗の落下が始まるのだろう。急ぎ足での草刈りにそんな「収穫の秋」の訪れを予感させられる。
早朝歩禅記録 04:55~5:45【5800歩】
昨夕の短時間集中豪雨の影響?今朝は沼の周囲は濃霧状態。日の出の時刻でも東の空にはその兆候は無し。空を鴨の群れが飛び回っていた。
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