いや、やっぱり『年賀状』を購入しました。
日本語としての表現上のミスではありませんが、変な文章になりまして読者諸兄には一種の違和感があるでしょうね。「年賀状」という言語に潜む日本文化の存在感との葛藤に負けました。この哲学戦争は今、始まったことではありません。もう長い期間の闘いの歴史が存在しています。そして勝負の問題でもありません。
伝統文化の形骸化。
時代が変われば旧式になっている(と自己判断する)文化は、いつの間にか自然消滅しても不思議なことではありません。『お中元・お歳暮』という生活習慣病(?)の存続にも長期間の価値観闘争は心内では続いています。結局は「削除する」行為への勇断が不成立であるだけなのです。
人生哲学も「我が子世代」との間にも、親子関係にありながらも考え方に相違があり歩み寄りには双方の努力が求められる時代になっています。親子という血縁関係で問題が解決されないのであれば、社会生活を営む世代人の人間関係を友好的に創り上げることは至難の業と見ても間違いではないでしょう。
全国の小中学校を訪問しながら退職後の10年間を過ごして来ました。校長職人種の苦悩を垣間見る機会が多くなりました。団塊の世代人が業界を去り、補充的採用で新時代人がニューウェーブを身に纏って業界に入って来ているようです。人間関係を大切にして生きて来た世代人には、いとも容易に関係を遮断してしまう次々世代の言動に失望するとの心情を吐露されます。「教育する」職業人としての期待が不安に替わってしまうと危惧する様相が明白になって来たことを痛感します。
たかが『年賀状』ですが、されど『年賀状』となってしまうのも、戦後70年間の人生を歩んでいる世代人に染み付いた生活の垢なんでしょうかね。決して、暗い着想として話題を提供しているわけではありません。
2014年もすぐそこまで来ています。新生命の誕生も喜ばなくてはなりません。新時代への夢と期待を賭けて、更に飛躍をする新年であって欲しいと願う年の瀬の朝のひと時です。
買ったからには、お世話になった方々への年賀状は投函すべきですよね!(笑)
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