2013/12/22

寒い朝は布団の中でラジオを静聴してしまいます!


 NHKラジオ番組名:『明日への言葉』(04:00~04:50=終了時刻は不定)

 12月22日 「自閉症の子どもと手を携えて19年」① 新保 浩(社会福祉士) に耳を傾けながら枕を濡らしてしまった。不覚の涙ではない。「父親」という同業者としての己の甘さに怒り、彼の純粋な息子への愛情の深さに感激して流した涙であった。老妻も聴いていたので、番組が終わってから布団から抜け出た、貧相な老父親は肩身の狭い心情に落ち込んでしまった。

 障碍者のわが子を想う親の心情は理屈では理解していても現実問題としては実体験も無い。避けることの出来ない父親業を淡々と、しかも幸せそうに語る彼の言葉には随所で後頭部を叩かれる思いになったのである。それが感涙に現れたのであろう。

 起床後、身支度を整えてパソコンに向かう。

 通常のリズムでは、メールチェックと返信作業からブログ登載作業と時間を流すのであるが、今朝はラジオ深夜便に登場された福祉心理士・新保浩氏のブログを検索することで一日の実動を始めた。

 『そよ風の手紙』というブログ名が判明した。二回連続で番組に登場することをお知らせするトップページを発見した。読みながら、明日の朝も彼の「語り」を聴くことを老妻とも確認した。小生は、感動の番組に出会うと一日が楽しくなる。元気に一日が始まるのである。

 千葉に住んでいる長女が送ってくれた「ゆず」を洗いながら、カボチャ料理の準備をしている老妻と今朝の番組の感想を述べ合った。

台所の老妻が、「今日は冬至ですよ!」と言った。孫たちの昼食の為に作っている冬至料理も出来たようだ。どんな顔をして食べるのか楽しみな能天気な祖父ちゃんの師走の一日が始まった。

感想メールが届きました。以下に紹介します。
 
 
131222受信メール

歩禅記、拝見しました。

早速、ブログ「そよ風の手紙」も拝見しました。以前、角田先生から是末いづみ先生の資料をいただいて以来「私にできることって何だろう?」と考え続けております。

今回の学期末懇談で、ある保護者から

「先生が私にとってはカウンセラーです。 中学生になってもよろしくお願いします。」

というありがたいお言葉もいただきました。これが私にできることなのかな、と思えるようになってきました。とは言っても、私の対応が悪くて息子がパニックを起こす朝はあるのですが(笑)

新保 浩さんが、

「人の目など気にすることはないのです。比べるものでもないのです。あなた自身がしあわせと感じればいいのですから。」と書いてらっしゃいました。

そうですね。今対応していけることが幸せなことですね。

  角田先生のおかげで楽しみなブログが増えました。ありがとうございます! 

急に寒さが増してきたと思ったらもう冬至なのですね。あったかい高知の平野部でも数年ぶりに雪が降りました(すぐに雨に変わりましたが)。お身体ご自愛ください。

来年もよろしくお願いします。
 
 
 
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

自己紹介

自分の写真
1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

フォロワー