2011/09/06

『一念発起』って言えば・・・。

 ~少々大袈裟な表現?~
 そんな苦笑と共に、道路マップを頼りにしながら数日前から「机上案」と睨めっこを続けました。それは、以前のブログに紹介しました「茨城県・市街道路地図」上での格闘だったのです。自他ともに認める「方向音痴」の小生は、進行方向の「方角」と大脳との格差が大き過ぎて「堂々巡り」の常習犯となってしまう常習犯なのです。「小生のことを知っている」(=親しい人間関係)証は、この現実を実例を提示して語ることができるのが認定証モノです。
 枚挙に遑の無い」程の武勇伝(笑)があります。全く反対の方向に1時間以上も歩き続けて、やっと風景が異なものと感じる程の鈍感な性格でもあるからです。その道程を全く不平も言わずに同行してくれた友人は正に「人生の竹馬の友」でもありました。そんな思い出ももう語ることのできない世界に逝ってしまいました。
 話がズレました。
 茨城県の公共交通手段の現状と道路状況を併せて考えることに遭遇してそろそろ5カ月になります。転居先の近隣のお宅には最低でも3台は車庫に常駐しています。たっぷりと確保されている駐車場がこの地の「生活と車」の密接な関係を物語っていることがやっとわかりかけたと言うところでしょうか。
 末の孫息子が嫁と一緒に出掛けて行きました。孫を保育園に預けて会社へ出勤するわけです。それを見送ってから、同伴すると言う(=実は夫の方向音痴が心配なだけで)老妻が準備を始めました。8時35分に出発しました。想定通りに土浦市の中心地に近い道路は未だ混んでいましたが、以前の「茅ヶ崎市」周辺とは雲泥の差です。むしろ混んでいる方がスピードも出ないので方向音痴の症状は表出しないので安心なのです(=助手席の老妻の心理を分析して)。
 市街地を抜けて、次は「つくば学園都市」周辺を通過することになりました。
 地図で見る距離感とのズレが出始めましたが、老妻が信号機の上にある「地名」標識を確認してくれて無事通過でした。混雑を想定していた学園都市周辺も午前9時を回っていたので殆ど自然渋滞はありません。学園都市の外れにある最後の目標点で左折すると(=地図では)、最終目的地まで一切「右左折」がないのです。
 交通量も少なく、しかも道路も広いし、筑波山を反対側から眺めつつ運転は順調です。黄色く色づいた稲穂の広がりに助手席から感嘆の声が上がりました。快適なミニ・ドライブは出発して1時間で最終目的地に到着してしまいました。「呆気なかったわね」との老妻の言葉はどんな評価の意味合いだったのでしょうか。
 この目的地は来る21日に、講演のために赴く会場です。
 こちらに引っ越して驚くことはたくさんあるのですが、駐車場の収容台数の多さ、つまり面積の広さにはただ茫然と立ち尽くすほどです。今日の目的地の駐車場もご多分に漏れず「めっちゃデカ」い規模でした。会場周辺をぶらぶらと歩きながら驚きました。駐車場の西側には「お城」があったのです。ここは城下町?との妻の問い合わせは想定外の質問でした。聞こえないふりをして施設内に入ってトイレをお借りして現地踏査も完了です。
 すんなりと帰路に着きましたので、何と11時前には帰宅です。気持ちの上でも安心しましたので、主催者に「自家用車で直行する」という変更のメールを送信する段階まで上り詰めてしまいました(笑)。
 秋の日差しを受けながら心地よい筑波下ろしの風の歓迎を受けての「県内での初の」運転でした。これからはこんなリズムが多くなるのでしょうか?11月には免許証の更新が待っています。そろそろハンドルから手を放す年齢と「人生設計」を立てていた年齢になっています。しかし、今回も更新手続きが必要な気配になりました。

0 件のコメント:

コメントを投稿

自己紹介

自分の写真
1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

フォロワー