2011/09/12

ススキを探すのに一苦労

 ~今夜は晴れますように・・~
 今日はこれから神奈川県横須賀市の小学校に出講します。
 帰宅は夜になりますので、こんなきれいなお月様に迎えて、送っていただけますように・・!
 そんな思いで、昨日は「独り歩禅」で約1時間ばかり、「ススキを探して」歩いてみました。ぱらぱらと降雨もあり、空模様も心配しながらの歩禅でしたが、周囲1.3キロという沼の周囲を歩きながら視線は「ススキの穂」に集中でした。しかし、やっと3本だけ摘み取って帰宅することが出来ました。沼の周囲を歩きながら自宅にいる妻に「ススキは無いぞ!」と携帯電話で知らせておいた。収穫を期待されるのを避けるためであった。電話の向こうで妻が、ずいぶん昔の話を始めた。子供たちを車に乗せて「ススキの穂」を探し回った日のことであった。当然ながら覚えていた。40歳になるわが子が小学生時代の話であるから相当の年月が過ぎている。
 自然界の不協和音もあるのだろう。この時期、と言うよりピンポイントで要求されれば自然界も堪ったモンじゃない(笑)。しかし、やっぱりタイムリーな要求は当然だろう。必死に探しながら、釣り人にも数名に声を掛けてススキの樹勢地を訊いた。驚いた答えは「ススキって何ですか?」との逆質問でした。形を説明すると似たような植物が生い茂っている場所を教えてもらったが、それはススキではなかった。
 中秋の名月。素敵な日本語ですね。
 独り歩禅から帰宅すると母屋では嫁と孫が「お団子」を拵えていました。老妻は、「明日の夕方に間に合うように作りますよ」と、こちらからの質問を察知して答えたのに苦笑してしまった。縁側に供えられた団子が食べたくて食べたくて仕方なかった少年時代が浮かんできます。棄てられて行ってしまう日本文化を愛おしむのは加齢症候群なのでしょうね。
 
 昨夜も(小生にしては)夜更かしをしてしまいました。
 また、なでしこちゃん達の奮闘に心を奪われて最後まで観戦してしまったからです。戦力を一新して対戦させる監督者の遠大な計画にも感動しました。カネにまみれて多くのスポーツ人生を闇に葬るようなシステムに安閑としている他のスポーツ関係者に警鐘を鳴らしている彼女たちの健気なまでの奮戦ぶりは、名実ともに「頑張ろう東北!」と声高に叫んでいるようで、昨夜も爽やかであった。
 今日から今秋の仕事が始まり明日は愛知県豊橋市に出向するという強行スケジュールを認知しつつも興奮して眠れる昨夜でした。しかし、また良いモノでした。撫子という秋の七草が、日本文化を支える植物としても好機を迎えているのだと思いつつ、・・・・。この老体も撫子の奮闘に負けぬように気合を入れて出かけます。行ってまいります!!

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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