~デジカメの動画で・・~
とうとうここまで到達いたしました。
爺バカと言われるだろうな、と自戒しつつもカメラを向けてしまう自分が不思議でした。園児たちがそろっている教室で「お祖父ちゃん・お祖母ちゃん」の自己紹介も乞われました。小生は「じぃじ・ばぁば」との呼称は意味は無いが好きではない。文字通りに「お祖父ちゃん・お祖母ちゃん」と呼んでもらいたいのです。そこで、自己紹介も「〇〇のお母さんのお父さん」という言い方をしてみました。園児たちの多くは「じぃじ・ばぁば」に慣れているらしく、小生の自己紹介にはシーンと静かになってしまいましたが、わかったようです。
演技を撮り終えてから娘宅に返り、園児である孫の帰り時刻まで待って土浦の自宅に帰りました。予想通りに孫息子は付いて移動です。離れの自宅に着いたのは9時前になっていましたが、興奮状態に輪をかけるかのように母屋で起きていた長男孫たちとの再会が待っていました。嬉しそうに明日の朝の遊びを約束させて一緒に休みました。
どっと疲れが襲ってきたのか朝まで熟睡でした。
寝顔を見ながら、「やっぱり爺バカ」で良いんだ!と自分に言い聞かせて苦笑でありました。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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