2011/09/22

笑える「日本語の誤解」

 ~「たいふういっか」の秋晴れの中・・~
 小学校の運動会で朝礼台に上がったPTA会長である友人のお父さんから発せられた言葉が、なぜかとても印象深く幼い日々の思い出として残っている。子供心に「いっか」という表現に当てはまる漢字と言えば「一家」しかないではないか。
 台風一家の秋晴れ。
 全く辻褄の合わない四字熟語であっても、鉢巻を締めて張り切っている開会式の中で耳にした言葉には正確な意味など追求する余裕もない。いや、考える程の清聴でもなかったのである。時々、台風にも家族があるのかなぁ、ぐらいの可愛い疑問も無かった訳でもない。生きる力には、そんな分別など必要ではないこともわかりかける頃になると意味がわかってくる。学歴と教養だけが生きる力を培養するのではないことを証明していたようなものである。
 今朝は、「台風一過の朝焼けの綺麗な空」である。
 台風一過の数日は異常な暑さだったことも九州と言う生息地(笑)で体験学習済みである。今日は暑くなりそうだ。そんな予感をさせながら私的小旅行の準備を始めている。千葉県に住む孫の「発表会」へのご招待である。幼稚園児の発表会とは何をするのかも知らないが、転居したこともあって至近距離にもなったので妻と二人で開始時刻に間に合うように電車で行くことにしている。
 昨日の貴重な経験(?)から、老脳の意識革命が起こり始めている。
 神奈川県で生活している日々には考えたことも無い行動計画である、つまり公共交通機関を利用するよりも自家用車で移動する方が遥かに便利で安上がりと言うことを実感し始めたのである。小生の愛車は「軽自動車」であることが費用軽減の決め手にもなっている、意識革命を後押ししている要素でもあることも否めない。
 ただ、遠距離の運転は疲れてしまう。
 24日から広島市~神奈川県横須賀市と連続の要務が待っている。最近は連続3泊の日程は厳しさを感じるようになっている。従って、今日~明日と千葉への往復もマイカーとなると次の行程への影響があると恐れてしまうようになっている。数年前までは4泊しても平気だった老体に、加齢症の兆しが確かに潜んでいることを実証し始めているからである。
 台風一過の秋晴れの中を、のんびりと常磐線~成田線~総武線と乗り換えて孫の待つ幼稚園までたどり着くことにした。
 笑える日本語の誤解はシリーズでも書けそうなほどある。タイムリーな機会を見つけてまた、ほろ苦い思い出もそえてご紹介しよう。では、行ってまいります。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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