
昨日の新聞記事を提供します。
そして、ひと時を一緒に考える時間として共有して戴けませんか?日本列島から須らくパワーが失せたのでしょうか?消滅したのであれば、必要性を感じないからでしょうかね。つまり、この新聞記事で判断すると、「人とつながる力」を必要としなくなったからではないでしょうか。必要があれば求めるためのパワーぐらいは誰でもつけるに決まっているでしょうに!!
そこで、この記事の最後の段の二段落を再度読み込んでいただきたい。
小生は最後の3行に全てが凝縮されているように思えて仕方がないのですが、読者諸兄はいかがでしょうか?結婚の必要性を説いている論調ではないと判断しつつ読み干しながらも、筆者が女性であり、(多分)母親であり、しかも共働きをしながらこの地位を極めた優秀な人材だと考えたのです。それは、母親が子供を過保護に育てたために自立と言う道を拓くパワーが失せてしまっていると言及されているからなのです。
就活?婚活?日本語の流行語大賞にノミネートされ続けている部類に注目する度に、時代の急変を感じてしまうのは小生だけなんでしょうか。「今の若いモンは・・!」と発せられるだけで、チョッピリの反発力は感じつつも、将来の立派な大人になるための試金石のように思い込ませた戦前生まれの人生観が育まれたのだろうと勝手な推測をしています。
京都仏教界の重鎮である立花大亀老師と、松下幸之助氏との対談で、老師が発せられた言葉を読んで心臓が破裂しそうな恐怖心すら感じたものでした。『君のおかげで、こんなに心がなく物ばかりの嫌な日本になってしまった。君の責任で直してもらわねばならん…』と言う行です。松下政経塾が立ち上がったのがその4年後だったとの追記に、再度の心臓爆発寸前状態に陥ったものでした。
最後に勤務した小学校の「学区」に松下政経塾がありました。塾生との接触も多々ありました。塾内での講義も講演も請けました。そして、塾も設立後30数年が経ちました。そして、その第1期生が新首相になられるようです。松下幸之助氏の創塾精神に薫陶を受けられた新首相の手腕に、小生が期待したくなるのも無理からぬことです。
心がなく物ばかり・・・・・、
心は意欲です。意欲がなければ『力』を必要ともしません。阪神大震災から20年も経ちました。そして今度は東日本大震災です。最新の大衝撃が列島を駆け巡ったあの日から、まだ半年です。しかし、また、いつもの物の豊富さと便利さが日常になりつつあることに胸が痛みます。震災と言う非日常的な事態を真摯に受け止めて、各家庭が「家庭力」を発揮することに「心を砕けば」人とのつながりが重要であることぐらい教えることは簡単なことではないでしょうか?
この小さな新聞記事を読みながら、考え込んでしまっている早朝の爺ちゃんです。
さぁ、今日から孫たちは新学期だそうです。元気で学校生活を送ってもらいたいと願うばかりです。夏休みのロングラン、老妻の「昼食づくり」の苦労にも頭が下がる夏休み明けの爺ちゃんでもあります。
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