2012/02/06

広島も寒かった!(1)

~外気は真冬、会場は真夏~
 2月2日 広島市立彩が丘小学校公開研究会
 大役は果たせたのだろうか?
 反省は〇〇でもできる??小生はホンモノの申年生まれ。だから「反省だけ」は上手である。以下の旅日記をご一読願います。
 何十回となく、この新幹線の旅人は通過したが「吹雪状態」の中を車窓の積雪を観察できるほどの徐行速度で運行する「のぞみ号」に乗車したことはなかった。岐阜羽島駅構内は横殴りに吹き付ける雪の中をホームの雪かきをする駅員さんの姿も直視できる速さであった。ほぼ1時間の余裕を含んで新幹線を選んでいたのが幸いだった。車内アナウンス通りに50分間遅れの広島駅到着。宿泊ホテルに送ってある荷物から講演資料を取って移動する予定が不可能になるハプニングである。まさに想定外であったが持参しているキャリーバッグ持って3分間で乗り換えることも老体には厳しい現実であった。お迎えの車が待つJR五日市駅にはお約束の時間到着であっても中身は空っぽ(講演の資料は不備)の状態となってしまった。
 学校に到着した時点から横殴り状況で雪の降り方が酷くなった。講演が終わった会場の外は銀世界である。会場校はかなりの坂道を登った位置にあるようだ。参会者の帰路を心配するほどの降雪になった。外気は真冬で会場は真夏。それはマラウィ共和国(アフリカ)からの教育視察団の参加もあり「真夏」のような熱気であった。久しぶりの英語によるスピーチも依頼されていたが単なる英語雑談となってしまったのも彼らの信愛の情を受け止めることが出来たからかも知れない。
読書指導と図書館学習。少年時代から「図書館大好き」人間だった小生には古の興奮を彷彿とさせられる演題でもあった。その分だけ興奮度も高くなったのか、今回も単なる独演会になってしまった。大いに「反省する」講演であった。
 早朝6時に家を出て、大役が全て終了してホテル到着が午後9時半を過ぎていた。かなり過酷な時程であったことは事実である。何せ、今回の旅程は始まったばかりである。後2日間の大役も待っている。浴槽にお湯を入れ終わると直ぐに飛び込んで全身を温める。そして、翌日の午前中にお請けしている「5年生対象の英語の授業」のデザインが頭の中を駆け巡る。体調不良では笑顔の授業も出来ない。
 浴室で歯磨きまで済ませてベッドに横になった。直ぐに眠ったようだった。目が覚めたのは通常より若干遅い5時前であった。いつものように全身運動をしてみると老体は無事だった。活動できるという確信が出来てホッとする。(つづく

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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