2012/02/29

「月に二回だけ」のデート!?

~「7時間」の中身は・・・~
 艶のあるデートではないが貴重なデートを紹介しましょう。
 これは、老夫婦の健気なばかりの(笑)「二人だけ」の時間である。中身は鍼診療のための行程である。2000年9月2日にスタートした時点では神奈川県茅ケ崎市在住であったのでJR相模線一本で診療所へ行くことが出来たし、天候が悪い時は自家用車で行くことも容易な距離にあった。しかし、今となればかなりの遠隔地になってしまった。あの日以来11年間も診療が続いている。晩年の我が「健康人生」を大きく左右する「とき」であることは家人は全員知っている事実である。
 その鍼診療日がデートなのだ。
 掠れてしまうような人生を歩んでいる小生夫婦としては、せめて、潤いのある表現で命名しないと人生そのものが名実ともに萎んでしまうような気がしていたたまれないからでもある。
そこで、老夫妻の鍼診療日を「デート」と命名したのである。どうしても艶っぽくならないのが時間配分である。総時間7時間のこのデートの中身は、片道2時間半(往復5時間)と鍼診療時間が一人1時間(計2時間)である。
 毎回のデート以下の通りで「判を押した」ような時程でもある。
9:52分の常磐線で上野駅に到着するのが10:59。京浜東北線に乗り換えて東神奈川駅で下車(11:35)。そして横浜線に乗り換えて相原駅に到着するのが12:22である。駅から診療所までは徒歩で15分ではあるが全て往路はかなり厳しい上り坂。診療予約時刻は午後1時である。
午後3時に診療を終えて、相原駅発15:25の横浜線で八王子駅へ。中央特快に乗り換えて神田駅まで来て、またまた乗り換えて上野駅に向かうと通常午後5時直前の上野駅到着である。それから常磐線に乗車してから約1時間20分はかかる。
昨日はデートに彩が着いた。
 アメリカに住んでいる従姉に(遅くなってしまったが)、ひな祭りの贈り物を買いたいとの老妻の申し出であった。快諾して中央特快で終点・東京駅まで行った。初めて「えきなか」とやらのショッピングエリアに足を入れて驚いた。「ここは駅構内?」と思わず口に出るほどの豪華なモールである。年金生活になっても女性にはショッピングの時間は娯楽として必要不可欠であると実感した(笑)。
 購入したモノは可愛い「昔風のひな祭り」をデザインした和風品だった。嬉しそうな老妻と一緒に特急「スーパー・フレッシュひたち号」に乗車して土浦まで戻って、最終回の乗り換えを済ませて、総時間の7割が「車中」となるの今回の「老夫婦のデート」も無事完了した。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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