~肩の凝らない本も良いモンです~
職業柄から専門書(=教育に関する)を多く手にする。そして、肩が凝る程(笑)力んで読破するのが常であった。少しは冊数に減少の症状が出ているようだ。請求書の額が目減りがその証でもある。
一昨日、帰国する妻を迎えるために千葉まで行った。成田空港には婿が迎えに行ってくれると言うので、小生は佐倉市に住んでいる長女一家の住む家で待機することになった。誰もいない家に入り込むのは気が進まない。近くにあるモール街の駐車場に車を止めて、空港からの第一報を待つことにした。新装開業したホームセンターもあり、時間を潰すには十分な施設である。
目に入ったのは本屋さんであった。
初めて入る本屋さんは、なぜか胸がときめく。本屋さんによっては置いてある本に若干の違いがあるので「珍品」との遭遇が期待できるからである。結論的にはじっくり探索する前に、新聞広告で中身を開いて読みたいと思っていた月刊誌が目に留まったので買ってしまった。直ぐに読みたくなったので駐車場に戻って読み始めた。時の経つのを忘れて読みふけっている所に、「あと10分ぐらいで家に到着する」との一報を受け、長女宅に向かった。
政治家は「塾」で育つのか?
茅ヶ崎市に設立された松下政経塾では、政治家の卵たちの指導も請け負った経験から、この特集記事には興味があった。最後に勤務した小学校の学区に松下政経塾があったことと、初代塾頭と懇意になれた関係から塾生の指導にも熱が入った。懐かしい思い出でもあるが、塾生の将来の事も気にならないこともない。小生は「教育分野」しか指導が出来ないが、著名(になった)塾生は、誰一人として「教育問題」を主題にしての学びを深めていなかったことが最も気になる点でもある。街頭演説では「教育問題」が選挙民の注意を引くために取り上げてはいても、当選の暁には「国家百年の計」には手を付けてはもらえないのが塾生のみならず現代政治家の傾向の様である。
戦後70年ばかりの教育が、『現状に達している』ことを、せめて政治家(=職業)になる人材には十分に認識して、専門領域での活躍を期待したいモノである。ふと、こんな単行本(『涙があふれる昭和のことば・50選』~小生も数か所で涙を拭いた~)を、政治家の皆さんに読んでもらいたいと考えてしまった(苦笑)。
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