2012/08/14

『お盆』と我が人生


              ~小さな年輪に刻む提灯の灯り~

 お盆がやって来ると何を思い出しますか、皆さんは?

 それぞれの人生に「お盆」の記憶を辿ると年輪の中に大小様々な思い出というチップスが埋め込まれていそうな気がしています。

 小生の少年時代の「お盆」の思い出は、村の盆踊りに口説き(唄)を櫓に乗って歌わされていた(笑)ことですかね。小学4年生頃までだったような記憶です。祖母も母も盆踊りの歌を舞台で歌っていたのですから世襲だったのでしょうかね。子ども唄声は村の盆踊りには欠かせないモノだったらしく重宝されました(笑)。

 中学生になると少年時代には無かった感情に揺れましたね。何故でしょうか?高校生時代は「盆踊り」の灯りの下に、中学校を卒業して大阪や名古屋に就職して行ったばかりの同級生が「里帰り」して来るのです。ホンの数か月過ごしたばかりなのに流暢な(?)大阪弁を聞きながら小さなオトナの世界を覗いた感じでした。

 故郷を離れての大学生生活。文化の違いで盆踊りに臨む気分も無く過ごしました。社会人になって、家庭を持って、第一子を抱っこして里帰りしました。「我が子を抱っこして」故郷の盆踊りに臨みました。嬉しそうに孫を抱っこした我が親の顔が裸電球の明かりと一緒に浮かんできます。

 時は流れて、昨年から生活拠点を茨城県土浦市に移しました。

 地元の盆踊りは、「孫に引かれて」の参加です。踊りの輪に浮かぶ孫たちの浴衣姿に「我が子育て」時代には無い郷愁が漂います。

 年年歳歳。年少の孫も5歳になりました。年長さんは小学5年生になっています。嫁いだ娘たちが孫を連れてのお盆の里帰りです。お盆模様も様帰りです。お墓参りを済ませて一堂に会すると豪勢な顔ぶれになりました。亡き義父母も喜んでいることでしょう。

早朝歩禅 04:35~05:25【6000歩】
お盆でしょうかね?散歩人の数が少なかったのは。常連の散歩人とも会えずに帰宅。
帰り際に南西の空にこんな虹を発見しました。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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