04:35~05:25【6300歩】
~ヒンヤリとした夜明け前~
定刻より5分遅れの出発。玄関先に一歩踏み出して(今朝は同行する)、「うわぁ~、気持ちいい!」と控えめな妻の叫び声。1週間前より明らかに夜明けが遅い分だけ気温の下がり具合を感じる。足元がまだ暗い。
定時にコースを歩くと、決まって交錯する散歩人が4名になった。それぞれが個人での散歩の様であるが、お二人は兄妹であることは自己紹介(?)でわかった。高齢(確かめる必要もなく不明)の紳士と、後輩と思える女性の4人である。自転車で沼の周回コースの駐輪場まで来て歩く高齢者(男・女)の2名も常連者である。
判で押したように散歩する人たちである。すれ違う地点で「今日は遅いですね」「今日は早いですね」との会話が成立するのがその証明である。妻が同行しない朝は、「奥様は?」「具合でも悪いんですか?」と声を掛けていただくのも嬉しい。
今朝の妻は会う人ごとに、「お久しぶりです」と声を発していた。あまり社交的ではない妻にとって、40年も住んだ茅ヶ崎での友人との別れはその点からも辛いモノだったのかも知れないと案じることもある。しかし、当地では3人の孫たちとの同居生活が生き甲斐になっているようで茅ヶ崎に思いを馳せて恋しがる様子は少ないようだ。孫力とは偉大なパワーだと痛感している。
今朝の歩禅の対話は、今夏のアメリカ旅行についてに終始する妻にとって「生涯における一大事件」になったようである。亡父が渡米できなかった分を代理ででも果たせたことに満足しているようである。聞いていても嬉しい。アメリカの生活のリズムや食生活様式から、「気づいた」ことも、「考えさせられた」ことも多くあったように思われる。
日の出の時刻が確かに遅くなっている。
稲穂が「首を垂れる」まで成長している。畑の脇に「韮の花」が咲いていた。清楚な佇まいに韮の持つ妙味とのミスマッチを感じながら、妻の言葉を反芻しつつ帰宅した。
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