2012/08/30

老脳への『刺激』

 ~先輩、感謝します!~

 加齢を感じるのは、「もう無理をしないで・・・・」「少し休んだら?・・・」等の労いの言葉を戴く時である。その瞬間には「そうだね、そろそろ引き際を考えなければいけないね」と自らに言い聞かせ自重を促し続けている。

 昨日、郵便が届いた。

 差出人を確認しながら胸が時めいた。急いで開けて3部の内容物を確認した。1つは氏の直筆署名入りの書簡(本文はワープロ印字であるがご自身の名前は直筆=常時)と2つの新聞記事であった。双方ともご自身の記事である。立ったまま読みだした小生に妻から、「座って読んでくださいよ」と声を掛けられ我に返った。記事の内容は、氏の専門領域である「学校教育」に関するものであり、旬な記事である。予測通りに「いじめ自殺事件」であった。氏の考え方には毎回のように傾倒することが多く、主宰する『響の会』(=平成8年発足の教員の自主研究会)にもご登壇をお願いして講演を拝聴している。

 氏の現職時代には教育実践を披露する機会を与えられ東京・国立市役所まで出向いた仲でもある。「教員出身ではない教育長」としての氏の経営手腕に惹かれ、大きな刺激を受けた。関係の深まりを助長した要因はその他にも沢山ある。

 転居もあり、ここ数年は氏との接触も無かった。そこに私信と資料を受け取ったのであるから、座る時間も忘れて「立ち読み」してしまう小生の微妙な心理状態をわかってもらえだろう。老脳は老脳なりに「刺激を受けることの快感」を欲しているのである(笑)。

快感となった『刺激』の一部分を転写して読者諸兄に紹介したい。全文の資料が欲しい方は当方のアドレス(chts415@jcom.home.ne.jp)に「資料請求」のメールを送信願いたい。資料化したワード版で送信しましょう。スキャナで撮った新聞記事のままの資料が欲しい方はその旨添えてください。 

資料 ・・・・(前略)いじめ問題が危険水域を超えるに至った背景には2つあると私は思う。1つは、学校における教師と子供の師弟関係が崩れ去り、友達関係に変わったことである。善悪を明確にして、ダメなものはダメと言い切る教師の気迫と権威が失われた。
 あと1つは、むき出しの暴力まで教育問題と捉えて学校で抱え込んだことである。その結果、校内の暴力行為が制御不能になり、いじめ自殺を防ぐことができなかったのだ。言うまでもなく学校は治外法権ではない。暴力を伴ういじめは犯罪とみなし、直ちに警察に通報すべきである。いじめ自殺の再発を防ぐために、社会のルールを学校にも適用すべきである。(後略)・・・・・・ 

 こんな良質の刺激を与えられる老輩に小生もなりたいものだ。先輩がこのように奮闘されている情報を得たことは、更に大きな刺激となって「まだまだ・・」の感が膨れ上がって来た。嬉しい刺激に感謝を申し上げたい。
 
早朝歩禅記録 04:35~05:25【6300歩】
出発の準備中(04:05頃と04:17頃)に、強い地震がありました。宮城県沖が震源地で宮城県や岩手県では震度5強・弱の地震だったそうですが、仙台、八戸や塩釜の皆さん大丈夫だったでしょうか?心配しています。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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