2012/08/25

今頃になって?


 ~老体に「疲労と消耗」を実感して~

 「離れ」の我が家にも、ついにエアコンなる利器を設置することに踏み切った。息子も娘たちも老親の意固地に諦めたのか、最近では口にしなくなっている。しかし、終日を(毎日)自宅で過ごしていると「猛暑日」とやらの威力を真正面から受けてしまう老体には疲労と消耗を実感するようになった。取り分け、太陽の西日をもろに受ける和室の温度が32~33℃を記録すると流石の「堅牢者」(笑)も、身体の疲労消耗を和らげないと危険だと感じるようになった。

 エアコンの設置を、別に意固地になって突っぱねて生きて来たわけではない。

 節電の意識が高かったことと、冷房機能に対して異常な程敏感な体質になっていたからである。鍼診療師(当ブログにしばしば登場する)の診療を12年間受けていると、体質改善は確実に進んでいる。電車も弱冷房車ですらも首筋に冷えを感じる。お洒落に見えるらしいが首を防護するためのスカーフもどきを老妻が準備してくれる程である。診療師は身体の冷えは健康への黄信号と言う。真夏でも「身体は保温する」ことが健康管理で最重要であると説かれる。

 頭部以外は全て温める。

 その教えを遵守しているとクーラーは出来るならば使用しないで生活した方が良いということになってしまったのである。しかし、連続する体温並みの室温と湿度の高さの異常値には水分を十分に摂りながらも対応力に(加齢で)限界を感じ始めたのである。「せめて除湿でも」の多くのアドバイスを受けようと決心した。

 大型電気量販店に妻と一緒に出かけた。目移りしながら(笑)妻と店員さんのやり取りを聞きながら商品の的を絞った。注文が多いのか工事日が数日後との対話も聞き取った。現時点では不在予定日(公用)など無い。こうなれば「一日でも早い」方が良いと、生来のせっかち性分が蠢いて妻が苦笑した。

 購入して(工事日も決定して)帰宅した。夕食は二番目の孫の「誕生日」のお祝いだと言うので母屋で済ませることになっていた。昼間の電気店での様子を話しながら購入したことを報告した。長男夫妻もホッとしたようだった(笑)。熱中症注意報が市の広報設備から毎日のようにアナウンスが流れている。「こまめな水分補給と涼しい所で休養」とのフレーズが耳に着いてしまっているほどだ。

 若いつもり??

 最も危険な錯誤らしい。わかっているものの「未だ、そんな歳じゃない」との頑なさが危険らしい(笑)。重々承知しているつもりだったが家人がホッとしたような様子を見るにつけ我が人生の頑固さを反省している。

早朝歩禅記録 04:30~05:20【5900歩】
今日は千葉の長女宅に向かうので妻は準備もあり、独り歩禅。独り歩きはスピードもあり歩数も少なくなります。空の明るさが時間刻みで心地よく迎えてくれるのが嬉しい。朝焼けが鶴沼の湖面も真っ赤に染めて歓迎してくれました。7時半頃には下の孫を連れて千葉へ向かいます。今日は泊りますので明日の歩禅記は休刊(予定)します。行って来ます!

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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