2012/08/03

早朝歩禅記(7)


                                          ~ウッカリの1時間寝坊~

 少々の珍事件。普通に目覚めて通常通りに動きながら何気なく見た時計の針。目を凝らして再度確認してびっくり。1時間の時差があった。

 早朝歩禅出発の時刻には間に合ったが、出発前に予定している用務が吹っ飛んだ。身支度をして玄関のドアを開けた。西の空に「満月」が今にも雲に隠れそうだ。昨夜、雨戸を閉める時点で見上げたきれいな満月がここまで移動?いや地球が回転しているのか、と思いつつ独りで歩き始めた。

 今日は散歩人が多い。全ての人と「おはようございま」と声を掛け合うのが至福の時間である。常連の老女に初めて声を掛けられて急なことで答えがしどろもどろ(笑)。「奥さんはどうされたんですか?」と問われ、話したことも無いので、どこから話して良いか窮した。「外出しています」と応えてすれ違いながら「変な答えだったな!」と苦笑した。

 いつもと違って沼の散歩コースを逆に回った。

 視野がこんなに違うのか。そんな新しい発見が歩調に活気を与えるのかピッチが上がった。曇り空の向こうに、当地の名山「筑波山」がうっすらと見える。孫たちが通う小学校も見える。

 帰路で足を止めたのは、生育途中の田んぼの稲に朝露がきれいに光って見えたからである。秋の稲穂が黄金色になって散歩人にも「収穫の嬉しさ」を伝えてくれることが楽しみになったからでもある。        04:35~05:25【6000歩】

 通常の早朝歩禅から帰宅。ロンドンからの「日本では初めての快挙!」とラジオでアナウンサーの叫び声が聞こえる。素晴らしい収穫を得て、帰国して「収穫を披露」出来るような活躍をして欲しい。オリンピックと言うひのき舞台に立った証拠を次世代の子どもたちに見せて欲しいのである。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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