2013/10/20

「10月の第3日曜日」って何の記念日か、知ってますか?



 “広島市中区で「孫育て検定試験」が初めて実施されました”(アナウンサーの声)

 こんな情報が早朝のラジオから流れました。丁度起床する時刻でもあったのでラジオのボリュームを上げて既に起きている老妻にも聞こえるようにしました。直ぐに反応がありました。そこには(=早朝の寝室に)「老夫妻」の苦笑がありました。三択方式での問答だった、との詳細の情報が1例を添えて提供されました。

 Q:孫が泣き出してなかなか泣き止まない時、あなたはどうしますか?

   1.直ぐに抱き上げてあやす

 2.しばらく放置して様子をみる

 3.音楽を聞かせたり赤ん坊向けのVTRを見せる

 書き取った訳ではないので正確な問いの再現ができませんが、このような問答形式の「検定試験」が実施されたそうです。「正答の限定ができない」検定試験が流行るのが怖い気がして聴いていました。(参考までに正答とされるのは(1)だそうです)

今日な「孫の日」だそうです。認知していなかった祖父ちゃんは情報を探りました。こんな時間が必要で早朝起床しているのではございません(笑)が、時としてこんな時間に化すこともあります。記念日協会(?)が1999年に認定したと言う記念日の中に「孫の日」という言語を発見しました。老妻は知っていました。(=知らぬは己ばかりなり!!)調べを進めながら「孫の日」の提唱団体を知って愕然としました。

市場主義を歪めるような「売るためなら手法は問わない」理念でこのような「●●の日」を制定する我が国の経済発展手法に首を傾げています(=政治の責任)。孫の日にはケーキを買って孫たちに食べさせるのが例示されていました。『母の日』をその記念日の代表として、家庭教育の基幹を問うべき記念日を市場経済主義にお先棒を担がせてしまうようでは本来の家庭教育が損なわれてしまいますよ!ね。小さな(国家の)大問題です!

私事ですが、最近は、全国の各地から「親・保護者対象の講演」(=「子育て」講演)への出講依頼が増えました。請けるたびに大役であると自覚しています。「お祖父ちゃんとしての視線・観点」を頑固なまでに大正時代生まれの我が親世代の「子育て」法に移乗します。そして自らの身体で「学んだ」子育て手法を蘇らせます。じっくり勉強をし直したいと考えています。そんな思いを、と心新たにしている≪10月の第3日曜日≫の朝です。

NHKラジオでは、「今日は何の日?」という語りかけとその回答が紹介されるミニ番組もあります。ビックリしたり感心したりする貴重な時間となっています。

自分だけの中に「今日は〇〇の日」と決めて、一日を過ごすのも良いのではないでしょうか!市場主義と無縁なひとりのお祖父ちゃんの提案です!!
 
 
 
 
 
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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