2013/10/30

たかが「地方の話題」、されど我を育てたビッグイベント!



 ネット情報の有り難さを実感する記事を紹介しましょうか!

 九州生まれの小生には、このイベントは「幼い日々」が彷彿とさせ、全身に熱い血潮が音を立てて流れるような気分になるのですから不思議ですね。読者諸兄にも、幼き日々を思い出させるようにして運んでくれるような行事やお祭りの風景が浮かんで来ませんか?

 地方紙、この内容は九州地方(山口県も含めて)の新聞ではスポーツ欄に必ず載る記事です。『九州一周駅伝』なる言語は、他の地方で生きている人たちには目にも留まらないでしょう。当然の事です。こんな見出しが眼に泊まってタイトルの部分をクリックしてしまいました。

 

日本陸上界の礎となった九州一周駅伝 終わるにはあまりに惜しい功績の数々

折山淑美

20131026 12:00


箱根駅伝生みの親も参加

 2011年の第60回大会から『グランツール九州』と名称を変えて行われていた九州一周駅伝が、今年10月27日から11月3日までのレースで、62回にわたる歴史に幕を閉じることになった。

 未練や寂しさではありません。

 郷愁に繋がる大きな存在感があるのです。学校の授業が「沿道を走る故郷代表の選手を応援する」という大義名分で手作りの応援旗を振っての応援に替わったのです。元教員としては、「教育課程」の運用に心温まるほどのノスタルジーが快感になってしまうという訳です(笑)。

 行事やイベントが続けば続くほど「伝統行事」として確立します。その行事が文化を築きます。毎年、この駅伝の応援に行くことが出来たのは校区をランナーが走り抜けると言う立地条件が幸いしました。同じ市内の小中学校で学んでいても駅伝コースから遠距離にあれば応援をすることは出来ません。従って、人それぞれの「育ち」を形作る生活集落だけに残る文化は軽視できませんね。

 家庭文化も同様です。

 その家庭にしかない「できごと」を家族が力を合わせて努力して続けると、どこにもない素敵な文化が出来上がるでしょう。他者の生活ぶりを羨んだり妬んだりするような家庭では「人は育たない」文化を創ってしまうのだとの思いを強くしています。

 このネット記事で、60年以上も続いたことを確認しました。

「おらが郷土を走り抜けてくれたランナー」の皆さん、60年間も継続するために多大なエネルギーを傾けて戴いた関係者各位に、心から感謝したい気分になっている朝です。
 
 
 
 
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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