2013/10/27

収集した『資料』すら忘れている現実に愕然とする!!


 
                  121129 東海道新幹線車中にて撮影

 収集して保存していた資料。

それすらも忘却していたことを「知った」時点のショックは読者諸兄には未だ経験があるまい。加齢の証を突きつけられる厳しいひと時である。亡くなった友人が「オレの人生の半分は物探しなんだよなぁ~」と嘯いた。周囲でそれを聞いた元・同僚(後輩)たちは半信半疑で聞き流したようだったが、只一人の同僚(先輩)の小生には現実として受け止めた思い出がある。この話は現役時代のことである。

そんな日々から10年以上が経っている。ホンモノの高齢者になってしまっているのだから「情状酌量の余地」があるのかも知れない。しかし、当人にとっては「いつまでも若い」思いが先行するので大打撃である(笑)。

写真をご覧いただきたい。

2012年11月29日の日付で保存しているフォルダーである。何気なしに開いてみた中身の写真がこれである。フォルダー名を付け忘れたために、収集した記憶も薄らいでしまったようだ。その後、暫くは意識の枠に存在したのだろうが、いつしか忘却の彼方に消え失せてしまって、収集した事すら完全に消滅してモノと考えられる。莫大な量を保存できるパソコンと言う偉大な利器の恩恵には感謝しつつも、かようにして「振り回されている」現状も否めない。

学校教育現場を訪問する度に「旧態依然」の現実と遭遇する。その都度、この写真を思い出していた。

この写真は、広島市立庚午小学校への指導訪問の日ではなかったかと確認する。自らの脳の記憶ではない。パソコンのカレンダーで判明は容易である。午後日程の訪問の為に乗車した新幹線の車中で収集した写真資料であると判明した。収集日の数日後の学校訪問では指導助言の中に取り入れたかもしれない(記憶は飛んでいる)が、改めて使用したい衝動に駆られて懸命に捜索した(笑)時間があったことだけは記憶から飛んでいない。しかし、諦めの早い小生は直ぐに決断したのだろう。「探し物に時間を割く」ことを断念する決断である。

思わぬ発見を「記憶に留めるために」、全国の読者諸兄に発信する当ブログで(=恥を忍んで??)ご紹介しようと英断をした朝なのである。

北関東の今朝は、書斎の椅子の脇にはミニストーブを用意する程冷え込んでいる。酷暑の夏に傷んだ老脳の緩み具合には、「木枯らし一番が吹いた」というニュースの良薬が効いたのだろうか。ほぼ1年ぶりの「物探し」が成就してしまったからである(笑)。

この資料の感想は、いかがであろうか!?
 
 
 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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