~タクシーで家を出発~
雨天が予報された早朝の出立は「徒歩」では駅まで行きません。
ちょっぴり贅沢な行為ですが、こんな朝はタクシーを予約して家を出ることにしています。昨夕、翌朝のタクシー予約(電話)をして驚きました。係の声に思わず「はい、そうです」と応えながら時刻の指定をして切りました。驚いたのは、「住所(番地も含め)、氏名」を先方から発せられたからです。パソコン機能の拡充は進む一方ですね。器械が記憶装置を持っていると言うことなのでしょう。
なに、朝から寝惚けて仰ってるの?!
そんな声も聞こえてきそうですが、ホントに驚くことが多くなっているのは事実です。これから(6時)、JR茅ヶ崎駅に向かい、東海道線で小田原駅まで下ります。そして、新幹線に乗って名古屋で乗り換え、姫路駅まで移動します。そこで鳥取方面行の在来線特急「はくと号」に乗り換えます。正午直前に目的地である指定駅に到着します。主催者の意向で一緒に昼食を摂って、依頼業務(授業参観及び講演)に取り掛かるという日程です。こんな時程がいとも簡単に実現できるわけです。この便利さ(=速さ)に驚きませんか?
元気で足腰が達者な内は・・・。
随分老け込んだ表現に聞こえるでしょうが、最近は時折、それを実感と共に生きています。今朝も、旅の大きな荷物を引き摺り(笑)ながら移動できそうです。鳥取の先生方との出会いを楽しみにして行ってまいりましょう。何名かの先生との再会も心ウキウキする要因です。行ってまいります。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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