2010/12/15

「安堵」の朝

 ~「さざんかの季節」はオフ?~
 現職の皆さんにはご理解できない(?)心情でしょうね。
 自由人としての行動も、時として厄介で、時として開放的で情感としては落ち着かないバイオリズムになります。しかし、要請があり「期待して受け入れる」臨場感に接すると、単なる自由人という感覚からは確かに遊離して、現役時代の責務に似た緊張感も味わうモノです。
 そんな自由な爺さんにとってこの歳末の朝は格別の気分であります。垣根のさざんかの花がとても爽やかに見えます。
 自由人たる所以は、何でも「勝手に・独りで」身分保障が出来るところ。誰にも気にせずに決め込むことが出来るのは楽しい。この「自由人の年度」は1月に始まって12月に終わること。つまり、2010年という年度がカレンダー通りに終幕することになること。あくまでも「請け負った仕事」を中心にした考えであることは言うまでもありません。
 昨日の茅ヶ崎市立東海岸小学校の訪問指導が「わが年度」の最終の仕事でした。用務を負えて帰ろうとする小生を見送りに出ていただいた先生方に「今日は仕事納め。明日からお休みです」と茶目っ気な発言をすると「良いなぁ~」との声が耳に届いた。その羨望の声(笑)に見送られて送迎を担っていただいている車で帰宅したのです。
 そして、今朝。
 なぜかいつもの朝より寝坊しました。疲労困憊?そんなことは全く御座いません。きっと安堵の精神状態(緊張の糸が緩んだ?)なのでしょうね。日課の『腰湯』も1時間半遅れ。朝食を負えて書斎に入ったのも2時間遅れ。朝陽が今朝は強さを感じるほどに差し込んでいました。
 1月からの業務日誌を覗き込んで、出講回数を確認してみる。
 102回の講演(講座・講義・取材)に対応したことになっていました。回数よりも内容?いえ、そんな硬いことは言いません(笑)。現職としての「肩書き」を背負っていた日々とは、そこが違うようです。自由人たる人種の無責任感(?)がそこにあるようですね。しかし、心底には「責任感」に押し潰されそうな出講もあるのですから、このブログの気楽な文章表現を額面通りに鵜呑みにしないで下さいね。
 ともあれ、一回もドタキャンすることなく完遂できたことを今朝は安堵しているのです。関係者各位に心から感謝している朝でもあります。今日からオフです。新年は1月11日からの訪広(広島への訪問)から『仕事始め』となります。
 少し、ゆっくりしたら年賀状でも書くことにしましょう。このブログは仕事とは直接の関係はありませんので書き続けます。(期待しないで)お読み下さい。

【追伸】忘れていました。原稿の執筆依頼が2件ありました。お正月前には仕上げることにしましょう。やっぱり、今年の歳末もゆっくり出来るようなオフでは無さそうですね(笑)。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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