~ホンモノの仕事ではないけど・・~
「毎日サンデー」の年金生活者にも「仕事始め」ってあるんですよ。
本日のお仕事は? 18:30 会費5000円 焼肉店「とき」 年内に幹事からのメール便で案内が届いているんです。現役教員として最後に勤務した中学校の卒業生達との「恒例行事」です。欠かすことなく25年も続いている「野球部・OB会」なのです。最初の卒業生は、間もなく50歳です。中心になっているのは今年46歳。13~15歳の「3年間」だけの接点ではありますが、その後の接触年数がかなり長くなってしまいました。五十路に近い立派な社会人となっている卒業生ですが、会ってしまえばタイムスリップに抵抗もされずに「あの頃」に戻ってしまうのが不思議でもあります。毎年「1月4日」がその日なのです。つまり、今日が、無職の小生にとっては貴重な「仕事始め」と言うことになるわけです。
人生の楽しみの一つ。
なぁ~んて言ったら後輩諸兄から石の礫が飛んできそうですね。年間に幾つかの「楽しみ」が、勿論・・・ありますよ。しかしながら、一つしか知らない職業を通して出会った軌跡には苦しんだ思い出が多ければ多いほど同等の「喜び」に還元して貰えるようです。
立派に成長した卒業生と再会する喜びは「自戒」の念が同居するが故に、喜びも倍加するのかも知れません。今夜はそんな楽しみが待っています。
仕事始めの皆さんも頑張ってください。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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