阪神淡路大震災
妻と一緒に真っ暗な朝の道を「歩く」日課中でした。
家を出る時点(6時)、ラジオからは神戸に地震が発生したニュースを聞いたのですが、「歩いている間」の夫婦の対話にも取り上げることなく1時間ばかりして帰宅しました。何気なく妻がテレビのスイッチを入れ画面を見た瞬間、「わぁ~、大変なことになっていますよ!・・・」と大声を上げました。普段から感情を大袈裟に表に出さない妻です。大声に驚いてテレビの画面を覗いて「ただごと」では無いことに足下が竦んでしまったことを思い出しています。
16年前の今日。
当時は茅ヶ崎市教委の課長席が勤務場所。市内の校長先生方もチームを組んで神戸に向かわれました。想像を絶する被災状況に心は痛むばかりでしたが、何一つ出来ない「個の無力さ」を実感した日々でした。その後、校長として赴任した小学校に被災した女児が転校してきました。叔母の家に疎開してきたとのことでした。「何が辛いですか?」の問いに、彼女が小さな声で「思い出しても哀しいのに、皆が、どうだったの?と訊くこと」と応えのには凡庸な校長も心が痛み、堪えました。
2001年に最後の勤務校に着任しました。そこに採用された初任者が神戸出身者で、高校時代に被災したとの自己紹介を聴いて歳月の流れを感じたことも今思い出しています。
今朝のラジオでは、「震災を知らない子供達」に被災の厳しさを伝える事業が発足するとのニュースを伝えています。「戦争を知らない子」で育った小生も、あと数年で70歳になります。歳月はやっぱり人の営みを待っていてはくれませんね。日々の雑事に追われて過ごしている内に・・・・。
今朝のラジオでは、「震災を知らない子供達」に被災の厳しさを伝える事業が発足するとのニュースを伝えています。「戦争を知らない子」で育った小生も、あと数年で70歳になります。歳月はやっぱり人の営みを待っていてはくれませんね。日々の雑事に追われて過ごしている内に・・・・。
そんな朝。
日本列島では太平洋側にも大雪だそうです。異常な寒波だそうです。愛知県の知人からは大雪警報が出て今日の学校が心配だとメールが届きました。大自然も本格的に狂いだしたのでしょうか?大自然の前では人間など小さな小さな存在なんでしょうね。自然災害から、電気が使えない事態にでもなったら、便利社会の現代生活はどうなるのでしょうか?
そんなことを考えていると、今、ラジオから追悼番組が始まりました。心からご冥福を祈ります。
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