昼食を済ませた頃から陽ざしが弱くなった。
和室に入り込んでくる温かさがぐっと冷え込んだ空気を室内に運び始める。久し振りの歩禅を予定していたので早めの出発を促して妻と二人で外出した。この時期はこの時期なりの「歩禅の躊躇い」が襲ってくる。その主因は玄関先を出た瞬間の「北風」である。しかし、数百㍍も歩けばもう、その誘惑は友好的な伴となる。
昨日は長女宅に行った。幼稚園に通う孫の公開保育参観であった。
妻は宿泊を考えていた。それは本日が長女にとって初めての仕事に挑む日であったからである。長女夫婦が今年から自営業(=千葉特産・落花生の販売業)を始めた。サラリーマン家庭で育った娘には初めてのことだらけのようだ。妻はわが事のように心配している。しかも、今日はフリーマーケットでの販売をするために「出店」をするらしい。まさに処女航海である。
宿泊して孫達を預かってあげれば夫婦だけで営業することが出来る。その支援を妻は考えていたようであるが思わぬ展開となった。それは、3年生の孫娘が「私も行って手伝いたい」との思いをお祖母ちゃんにぶつけたからである。支援の申し出を門前払いされたお祖母ちゃんは昨夜、茅ヶ崎に戻らざるを得なかったという経緯である。
歩禅の対話は、「寒いだろうねぇ、風邪引かないと良いけどねぇ・・・」の妻の繰り返しで成立しない。途中で写真の蝋梅(でしょ?)と出会うが、花好きな妻も今日はその話題も上の空。対話が不成立のママに買い物も済ませて直帰した(笑)。
帰宅直後に夫が言葉を向ける。
「心配だったらメール一つでも送信しておけよ」と。素直に打ち始めている妻を横目に見ながら、この夫も父親として心配して居るんだってこと・・・・わかってくれたかな?
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