
これは良く受ける質問の一つです。
応えに窮するほどの質問ではないのですが、応えが通じたかどうかを案じることがあります。それは「嫌いではない」のですが「好きではない」からなのです。
今朝の新聞「意見広告」という欄に目が行きました。卵は高いの?と問われた関係者は「決して高くない」と資料を添付して反論しているのでしょうか。では、安いの?と追求されれば「安くはないでしょうが、高くはない」との言及に落ち着くのでしょうね。
そこで、小生への質問に移動しましょう。
講演会場では、推薦本を紹介することが多いのです。読んだ本や月刊誌などを話材にしてお話しすることも多く、半面、「愚かなTV番組」をその対照にすることも多いのです。だから、テレビを嫌いな人種として判断なさって質問を浴びることになるのだと理解しています。
決してテレビは嫌いではないのです。
ドキュメンタリー番組に釘付けになって、気が付いたら涙を流していることもあります。ただ、「世間話し」風の、「何でもあり」的な話題で構成され、根拠もなく場当たり的にコメントする画面を垣間見るだけで「バカじゃないか!」と憤怒することが多いことも事実です。大した業績もないとは言え、教育界だけでしか生きていない小生にとって、その部分での現場と現状を知らずして意見らしき考えを最もらしく発言されると、その番組政策担当者の品位を疑ってしまうわけです。
衝撃が感動を突き破るような番組には感謝の気持ちで「居ながらにしてこんな感動を・・・」と嬉しくなる瞬間となります。敢えて「テレビは嫌いではない」と神妙な気分にもなると言うことです。
外に出ることの多い亭主に、妻は「録画して」おいてくれる番組もあります。当たりはずれもありますが、そこには「テレビを嫌う」亭主はいない、と言う証になりませんか?朝刊を見ながら、ふとそんな考えが過ぎりましたのでご紹介しました。
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