2011/01/14

『走る書斎』から



 ~仕事始めの旅・・~
 小田原駅発8:09のひかり号は名古屋駅でのぞみ号乗り換えて広島駅着が11:42。
 訪問校からは教頭さんの車が新幹線口で待っている。宿泊ホテルに立ち寄って旅の荷物を預け一路広島市立亀山小学校へ向かう。車中では運転手である教頭先生は、講師の餌食?車中で自学自習したことを喋りたがる(笑)この老輩のお相手を強要されるので堪ったモノではないだろう!
 小生の旅の醍醐味は『走る新幹線車中」に勝手に創り上げた『書斎』でのご満悦なひと時。
 旅の伴は「お気に入りの月刊誌」とラジオ、デジカメ。学びを深めるためのツールは電子辞書。三種の神器とまでは言及しないが、旅の必需品であることは否めない。今回も月刊誌の対談の内容で90分間は全く車窓を眺める時間もないほどに愉しまされてしまった。2冊携帯した月刊誌が1冊の中の対談で岡山駅到着まで全く活字の虜になってしまうほどであったことは至福の時間そのもの。
 そして、年甲斐もなく興奮するのだから、時として隣席のお客様から「お声掛かり」に遭遇してしまうのである。今回は極上の『書斎』になった。極上とは、3人掛けの椅子を独占できること。そしてその中央に位置して両サイドのシートもテーブルも旅の荷物や学びの教材を放置できる状態である。写真でその状況を垣間見てご想像をお願いしたい。
 ここで、夢中のメモ書きをご紹介しましょう。
 まさに、殴り書きですので読みづらいところもあることは勘弁願いたい。釘付けにされてしまった部分は、このページの前に衝撃的なフレーズが合ったからである。
 その部分は下記に紹介します。
 科学と芸術が一体になっていなければ経営はできない。
 科学と芸術の一体化。
 書斎の主の脳味噌はぐちゃぐちゃになってしまい、支離滅裂。その後のノートがこのページとなって続いている。教育関係者として「授業作り」を焦点化している当事者。授業づくりは学校づくり、と言う自作フレーズを創りだした本人としては、学校経営に「科学と芸術の一体化」を挿入するとなると、どのような思考回路のデザインが必要となるのか。刺激が刺激を産みながら新幹線は、それとは全く無縁なほどに定時運転である。ふと、気付いたら岡山駅ではないか。そろそろ終着駅「広島」の1つ前の駅になっている。
 興奮のママに今回の旅も「あっと言う間の」書斎生活であった。
 新幹線車中では携帯ラジオは便利(写真下段)。自前のラジオでFM放送がキレイな音楽を提供してくれる。欠かせない友である。ラジオから流れる音楽に気付かないほど集中するのである。ふと音楽に気付いて降りる準備を始める。
 写真の富士山は帰路で撮ったモノ。超高速の新幹線から撮る富士山の位置がある。それが冨士川の鉄橋を渡り始めた頃がそうである。どうぞ、一度チャレンジしてみて下さいませ。

 

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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