2011/01/10

『成人の日』に思う

 ~ホンモノの大人になるには~
 こんな社会に誰がした?!
 勉強をするべき学生生活の大半を「就職活動」に費やす?何のための大学進学だったのか。学生時代に留学をしてみたくても、帰国してみたら就職戦線に置いてけぼりでは、若さ故の冒険もチャレンジも許されない現状を知るにつけ、社会情勢を恨みたくもなるかな?成人式を終えたら「就(職)活(動)」に突入するなんて信じられない。経済市場原理が、将来の国を任せる若人を窮地に追い込み、今の若い者は!と責めている現状は、「どがんかせんといかん」(某知事の故郷愛が言わせた言葉)状態である。何も出来ない元教員としては地団駄だけを強く踏んでしまう。
 今日は『成人の日』。
 時代に反発したり親に抵抗したのも「ホンモノの大人」になるための基本条件の一つである。しかし、いつまでも抵抗や反抗を「青春の証」とばかり思い込んでしまうことは危険である、と提言しよう。どこかでそれを断ち切らねばオトナになれない。その節目が今日の日(『成人の日』)であると肝に銘じて欲しい。人生には沢山の節目がある。その一つ一つの節目の大事さを忘れないでいて欲しい。
 人の褌で相撲を取る(=岩出監督のお言葉を借りて伝えたい)。
 勝つことは喜びと達成感をもらうが、油断の入り口にもなる。負けると悔しいが逞しくなる入り口にもなる」
 入り口と出口。節目に的を当てた表現ではないか。成人者になるための出口と成人者となった入り口のギアチェンジに失敗をしないように逞しく生きて欲しい。
追記:明日が小生の今年の「仕事始め」です。早朝から広島に向かいます。この「成人の日のメッセージ」が書けそうにないので、今夕書いています。小生を待っていただいている人たちが未だいらっしゃるのが幸せです。元気で今年も仕事を始めたいと心を熱くしている夕暮れです。行ってまいります。明日から3日間、ブログは休刊いたします。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿

自己紹介

自分の写真
1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

フォロワー