2011/01/31

朝刊のトップ記事から

 ~日本人もやるジャン!?~
 なんて、とても失礼な表現で恐縮であるが、敢えて言いたいのである。
 与えられた戦力でベストの結果を出すこと。トップリーダーには業界(業種)に区別無く求められている不易の経営哲学である。古今東西、時代の変遷はあっても変わってはいない筈だ。
 控えに回った(目立たない)人材が、出番が与えられて見事な成果を出した今回の展開がそれを照明していると考えるのは小生だけではあるまい。もし、あの起用が無ければ「この結果」は無い。当然ながら、他の素晴らしい結果は出たかも知れない。しかし、「あの起用」が「この結果」に繋がることを考えれば、「その起用」を判断した監督のリーダーシップの賜ではないだろうか。
 マネジメント(=管理・経営)の極意。
 それは、リーダーが抱く管理・経営理念にに符合する人材を育てることが最重要課題である。他者が育てた力量を頂戴しているばかりではホンモノの経営は出来ないと確信している。
 今回はサッカーの国際試合。外国から招聘された監督が、(自らの手で育てた選手ではない)与えられた選手を起用抜擢することは至難の業に近い。だから賞賛したい。同時に、短期間で人材の個性と力量を見抜く力は、各界で活躍中のトップリーダーには是非とも学んで、身に付けて欲しい。
 リタイアした人間のぼやきと受け止められても仕方がないが、天晴れな日本人選手達の頑張りをこうして見せつけられれば、日本人の素晴らしいDNAを、素晴らしいリーダーシップで大きな「自信の花」を咲かせて欲しいと思ってしまうのはご理解いただけるだろう。
 貧祖な学校経営しか出来なかった小生如き人間には言われたくない?
 失礼を顧みず、暴言に近い考え方を吐露したことはお許し頂き、「やれば出来る」とのメッセージを次代の若者達に伝えておきたいのである。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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