~「住所録」の整理~
小生は、毎年(何時ごろからは不明)ゴールデンウィークまでの間に完了することを心がけていました。従って住所録更新の日付は殆ど5月5日になっています。それ以降はその都度の変更や追加で処理していました。パソコンソフトを使用し始めてから10年も経ちました。整理するのにはとても便利ですが、サッと使おうとするとパソコンの立ち上げからソフトを開いての手作業が時としては不便な感じがしない訳でもありません・しかし、保管しておくには「流石にパソコンソフト」と唸る時も多く10年以上もの間愛用していることになっているのでしょう。
ところで、読者の皆さんはどのようになさっていますか?
退職して8年間がこの3月31日で過ぎました。前半の6年間はスケジュールに追いまくられる日々でしたので、ほぼ現役時代と「時間の流れ」は同様でした。従って5月の初旬までを住所録整理の期限としてのリズムでした。しかし、昨年あたりから3~4月の日程がゆるやかになりました。昨年は「転居」と言う人生最大の仕事に対応したので、そんな空間は貴重でした。住所録の更新も遅れるほどでした。
ところが、今年。
自由な日々を過ごしていてもリズムは意識しないと変わりません。のんびりと構えて過ごしている爺の脳を掠めるささやきが聞こえました。「暇だったら住所録の更新でもすれば?!」と。ふと我に返って、今年は行動に移しました。その主な仕事は「年賀状の整理」なのです。多かった時代の半分も無い量ですが、まだ200枚は積まれている年賀状の束があります。最終確認は「お年玉年賀はがき」の当たり葉書のピックアップです。小学1年生の孫の協力を得て楽しく作業が出来ました。僅か3枚の「切手シート」の当たり葉書に、孫は「えっ、たった3枚?」と、面倒な作業の成果の少なさに驚きの声を上げてひっくり返りました。毎度のことです(笑)。
遅まきながら郵便局に出向いて、きれいな「切手シート」をいただいて来ました。保存ケースに入れました。ちらっと見ると昭和54年度の「20円切手シート」もありました。葉書や封書(切手)代金の変化もこれでわかるような懐古の念(昨日ブログ)に立ち至り心長閑な気分にも浸れました。
そして、今度は老眼鏡(妻)の援助を得ながらの作業に移るのですが、昨日は一気にその行程までは辿り着けず終了しました。今度は、本格的「更新作業」です。明日は私的公務(?)が入っているので、今日中に作業に取り掛かれると良いのですが、孫たちが休日ですので先が読めません(笑)。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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