~昨年は中止のマラソン大会~
4月号の広報誌を転載します。
「震災直後につき、今回のマラソン大会は中止します」との公報を他人事のように聞き流してからもう1年が過ぎたようです。来週の日曜日開催予定の大会案内が広報誌に掲載されました。あの「公務員ランナーも参加するのか」とか、「有森さんも走りに来るのか」等々広報誌の顔写真に魅せられてミーハーとなってしまった能天気祖父ちゃんです。
我が家のすぐ傍がコースになっています。以前の居住地(=神奈川県茅ケ崎市)は『大学箱根駅伝』のコースの近くに住んでいましたがこれほどまでの至近距離ではありませんでした。何回かは沿道で小旗を振りましたが、多くはテレビ観戦で終わってしまいました。今回は、妻を誘いながら興奮していると、頗る冷静に、「何時に水戸に向かう電車に乗るんですか?」と水を向けられ(掛けられ)てひんやりとした老脳であります。
当日は請負仕事日です。午後1時半の業務開始になっている水戸での講義を担当します。マラソンは9時20分にはスタート予定との文字を追いつつ、行程との摺り合わせに懸命になってしまいました(笑)。「大丈夫!トップが通過してから帰宅して準備すると間に合う」と独り言を発してしまいました。組織の中で育成される選手とは違う市民ランナーが、自力でオリンピック候補にまで伸し上がるのはわが国では至難の業であろう。そんな悪条件の中で『自分育成』力を発揮する埼玉県立高校事務職員ランナーには大変興味があるのです。陸上競技には全くの素人の小生が、走っている姿を見てわかるモノではないのですがひと目拝んでみたくなっているのがファン気質なのでしょう。
今日は、クリスチャンだった叔父が他界して初めてのイースターだそうです。葬儀に参列できなかった長女(千葉県在住)も今日は参列するとの事。約束の時間に間に合うように準備に取り掛かりましょう。
急な冷え込みで風邪など召されぬようお気をつけてお過ごしください。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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