2012/04/23

旅日記(4/20~22)

 ~長女宅訪問と授業参観~
 同居している長男の孫たちの授業参観にはすっかり慣れたが、長女の子ども達の授業参観(運動会等も含めて)には殆ど行っていない。上の孫(現・小5)の時も、下の孫(小・新入学児)の時も幼稚園の保育参観には訪問したことはあるが、小学校の授業参観は初めてであった。
 長女は千葉県内に住んでいる。
 電車を利用すると常磐線~成田線~総武本線と乗り継いで片道1480円である。老妻も同行するとなると往復の電車賃だけで軽く5000円を超えてしまう。当方の愛車は、軽自動車なのでガソリンを満タン(=約5000円)にしておけば片道63キロの道程は2往復しても十分に残部が出るのである。不案内な道程ではあるが「背に腹は代えられない」状況で道路地図帳購入に財源を注ぎ込んでも(笑)勝算はありそうだ。その考えで計画実施に踏み切った。地図と実態のギャップに翻弄されながらも2時間で長女宅に辿り着いた。運転手もナビゲータ(老妻)もクタクタとなってしまった。
 駄弁を労するが、本来の当方にはこのような精算方式で行程を決定することは無かったので、老妻も長女夫婦も少々調子はずれの感じだったようだ。年金生活者になると「無駄遣い」とわかっていることは避けたくなっているのは人情である。
 さて、本論。授業参観はやっぱり苦手だ。従来の本業が頭角を現して視線の向こうには、孫の授業態度では無く授業者の担任が映ってしまうからである。孫の姿勢を後ろから見詰めつつ、小学1年生らしい幼さと親以外のオトナの指示事項を聞き取って懸命に行動に移す姿は微笑ましいモノだった。あせらずにじっくり見つめ直して成長を見守って欲しいと(祖父ちゃんは)願うばかりである。
 授業参観の前日には、学校ぐるみで参加するという「チューリップ祭り」(写真)の会場にも足を運んでみた。見事に咲き誇るチューリップの花に誘われて「10個500円」の球根を買ってしまった。長女宅に戻ると5年生の孫娘が庭に植えたいとの申し出により祖父ちゃんと祖母ちゃんは懸命に孫が選んだ3個の球根を植える羽目になった。ここでも爺婆の孫への甘さを吐露してしまった(笑)。
 滅多に訪問しない「土浦の祖父ちゃん・祖母ちゃん」なので、おねだりもある。夕食はお目当てのお寿司屋さんがあるらしい。大変混雑する人気店らしいので早めの出発にした。婿は仕事場からその寿司屋に直行するということで早速注文が始まり美味しそうに食べ始めた。ご機嫌な孫たちの笑顔で爺と婆は満腹感でお腹いっぱいになってしまった(笑)。お断りしておくが、お勘定の支払額がチラついたからではござらん!
 2泊の旅。
 講演では全国へ旅する機会も多い当方である。4泊も5泊もして行脚したこともある経験者がたった2泊(3日間の滞在)に関わらず疲れてしまうのが不思議である。帰路も愛用車の運転では地図を頼りに懸命な運転だった。
帰宅して疲れたことを口にしたら長男曰く、「ナビを付ければ良いじゃないか」と。爺は嘯く、「ナビまでつけて旅する気はないよ」と。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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