2010/03/03

今日は「桃の節句」

  ~おじいちゃん、「節句」ってなぁに?~
 小生には5人の孫がいます。その内女の子は一人だけなんですよ。老妻は「一人娘」で育ったので父親である義父は結婚して息子(婿)となった小生を受け入れた、という証に、床の間に立派な「兜」を飾っていただいたんです。生家では三男坊で育った小生には、目映いばかりの置物に見えましたね。何よりも「大切にされている」という意識が先行して感激した瞬間が今でも蘇って来ますね。つまり、我々夫婦に「男児誕生」は、世継ぎの確定を意味したのだろうと「頼りない」婿養子としてはふり返っても気恥ずかしいくらいだったんですよ。
 そんな義父母にも二人の孫娘と一人の孫息子が誕生しました。
 我が家に長男が誕生したニュースを聞いた義父母は二人で上京して来たほどでした。92歳で大往生して今は天国住まいの義父母ですが、今日は曾孫娘の「桃の節句」を二人で祝ってくれていることでしょう。孫娘のために購入した雛壇飾りは、九州の実家の物置に眠ったままです。写真は千葉県に住む長女宅に飾ってあるもので、この祖父ちゃんが買ってあげたモノです。このような団地サイズ(=小生の造語)ではない、ホンモノの雛壇も「陽の目を見ない」ではいけませんな~。来年の「桃の節句」にはお目見えできるよう運んでくることにしましょう。
 小生も同居していれば孫達に訊かれるでしょうね。 「おじいちゃん、節句って何?」と。
 若輩でも呼び名が「お祖父ちゃん」ともなると、古い暦に繋がるような「お話し」をしてあげないといけないんでしょうね。だから、今朝は調べてみましたよ、「節句」という代物を!!5つの節句があることを確認しながら、その起源を遡りました。そして「大和文化の匂い」を嗅ぎつけることができましたよ。
 今日はその中の一つ「桃の節句」か!!端午の節句重陽の節句と五分の三しか知らずに「お祖父ちゃん」になっている貧相な老人であることを認知する朝になりました。七草の節句・七夕の節句も並列して存在していたんですよ。恥ずかしながら「気付きの桃の節句」の朝です。
 文化の伝承?偉そうに宣う高齢者の一人として意識の高揚を誓うばかりです。皆さんはいかがですか?
 追記:太字の赤文字。知ったらすぐ「知ったかぶり」をしたがる性分の筆者。笑いながら一瞥してくださいね。幾つになっても性格っていう奴は治らんモンですなぁ~(笑)

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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