<どの程度運動をすれば、筋肉や骨の衰えを防ぐ事ができるのか?>
東京都老人総合研究所によれば、65歳以上の高齢者が筋力を低下させず、健康的な生活をするために必要な歩数は、1日8000歩。しかし、家庭の主婦が掃除や洗濯などで動き回っていても、その歩数は約4000歩程度。距離にして約2.5㎞分も足りていないのが現実です。
この文章は昨夜のテレビ番組でのナレーションの一部です。
老妻が熱心に誘うので珍しく画面を注視したところでした。「歩くこと」を意識の中に定住(?)させてからそろそろ10年になるでしょうか。現役時代に人間ドックの検問にひっかかって藻掻いていた頃に着眼したのが「万歩計」という玩具でありました。装着すると妙に歩きたくなると言う心理状態を擽る代物でした。しかし、一日10000歩を継続して達成することは現役の勤務人には出来ることではありませんでした。「せめて休日なら」との意気込みも、続いても数ヶ月。ある経験者が「記録すること」の効果を語っているのを耳にして採り入れました。自分なりのアイディアと取り組み方の個性を採り入れて工夫をしながら現在の形式(現存・継続=記録進行中)に辿り着くまで多くの紆余曲折を経ました。
その後のテレビ画面では、効率の良い「歩き方」の実践風景と医師の指導助言も見ることが出来ました。維持するだけのポイントが上掲の文章です。筋力を更にアップするための指導も覗きました。興味関心度の高いこの爺は、その中の「インターバル速歩」を採り入れたスタイルをやってみたくなっています。
今日は出講の予定がありますし、生憎の雨模様です。
晴天の好機が訪れたらチャレンジしてみようと、インターネットで昨日の番組を探し出してきちんと資料として保存しました。内実をそ~っと告げます・・・(笑)。番組のモデルに登場された方が同年齢(66歳)であったことが大きな刺激になってしまったのですよ。このことは老妻には告げません。読者の皆さんも好意的にご声援ください。意欲満々の小生であることだけを認めてあげくださいね(笑)。
雨があがることを期待して、「歩き」でJR茅ヶ崎駅まで移動しま~す!!雨ならバスです。
歩禅とは、『安岡正篤 人生を拓く』(神渡良平 著 講談社+α新書)で拾った言霊です。千葉県で早朝ウォーキングを長年実践しておられる方の言葉として紹介されていました。沈思黙考の「坐禅」に呼応するものだそうです。ふと読み留まったのは我が愚脳にも大きな電撃が走ったからなのです。歩きながら自然界に身を委ね、自然界に畏敬の念を抱き、そして自然界に語りかけることのできる自分を見いだすこと。これを「歩禅」と利己的に理解しました。坐禅が苦手な私には「静かに座して己と語る」ことに替わるべく言葉として受容できる気になったのです。だから私には単なる言葉としてではなく、『言霊』(ことだま)となったのです。 平成16(2004)年10月20日 還暦に記す ~以降「散歩日記」を歩禅記として継続発信中~
自己紹介
- 角田明
- 1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。
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