2010/03/11

立川に行ってきました!

  ~時短スキルがあったら・・・~
 立川『響の会』春季研修会に招請され、行って来ました。
 全国には『響の会』同志会が、発祥地である神奈川県茅ヶ崎市の他に3都市(浜松市・広島市・立川市)にて活動を継続しています。今年度最終回の『響の会』は東京都立川市の春季研修会でした。『響の会』には設置規定も運営要綱も何もありません。全く自由裁量で運営しています。共通点はただ1点。不肖未熟の身・小生の参加・出席であります。従って、会の設定には小生との「日程調整」だけはお願いしています。今回は諸般の事情と重複して延期になっていました。しかも、課業日の設定です。つまり、午後6時半開始の時程になっていました。しかも、学校では年度末の最盛期(笑)でもありますので参加態勢も大変だろうと余計な心配をしていました(=取り越し苦労と無縁な小生には珍事)。
 定刻に開始(準・全国共通①)された短時間にしては盛りだくさんの発表です。
 経験5~6年の教員の実践発表。じっくりと地に足が着いた発表内容には驚くというより感動でした。副校長という要職に就いて11ヶ月の実践発表には度肝を抜かれてしまいました。感動や感激という言葉での表現では発表者の「前向きな」姿勢に失礼に当たるのではないかと思うほどの「歓び」を感じました(校長経験者が言える「副校長・教頭」論)。
 最後のプログラムに「会長からの指導・助言」という設定(準・全国共通②)がありますので、大役を仰せつかっている立場では一言一句聞き逃せません(とは申せ、内容によっては耳が休憩することもありましたが・・・)。大事に聴き取ってメモをして、3本の発表にそれぞれ2点の「指導・助言」の言葉を添えてお返ししました。
 3名の実践発表に関しては、「数年後の成長ぶり」を早く見たくなってしまうほどでした。美辞麗句やお世辞は無縁の小生。しかし「時短スキル」があって、彼らの数年後を見ることが出来たらなぁ~と真剣に考えてしまいました(お世辞はゼロ)。
 ①「失敗から学ぶ」ことの本質を熟考しよう。②主体性と自主性の主役は誰なのかを明確にすれば自ずから先が見える。③「職員室の机に張り付いている教頭(東京では副校長)が学校を駄目にする」という小生の学校経営哲学をじっくり考えていただきたい。これは発表者の順番に載せたコメントですが 読者の皆さんは、それぞれのお立場で、それぞれの言語表現に置き換えてお考え下さい。参考までに指導助言が終了した時刻は定刻(準・全国共通③)でした。
 やる気があるのかないのかわからない若い教員?教頭になってしまったら積極的に仕事をしない?そんな愚痴を多くの後輩現職校長さん達から聞くので、すっかり麻痺してしまっていた小生でしたが、立川『響の会』は違いました。嬉しくなってしまいました。早々に退散する予定だった懇親会(準・全国共通④)もほぼ最後まで務めてしまう始末(笑)。帰宅は時刻が今日に変わる数分前となりました。発表者の皆さん、本当に有難う!大きな期待をしていますよ。良いですね!!
 ここまで立川『響の会』を引っ張って来られた松野登代表の「主体性と自主性」の力量に敬意を表します。当会の新年度における飛躍を期待したい気分になっています。また、立川でお会いしましょう。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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