=04:40~05:25(6000歩)=
妻の体調不良で延期した長女宅への訪問だった。勿論、天候状況も判断の要素で無かった訳ではない。体調が万全ではなかった妻には2時間超の軽自動車での往復は辛かっただろう。帰路は車中で眠ってしまった同伴の孫が眠ってしまったので、成長を感じつつも反比例する老化との厳しい対決なったようだ。今朝の歩禅には妻の参加意思表示が無いのがその証である。
梅雨明けかな?
独り歩禅に向かう夫を見送りながら妻が呟く。幼い頃、梅雨が明けるには「お天道様も一暴れしなければ」との地域の長老の言葉を妻も覚えていたのだろう。二三日の集中豪雨には逆らうな!の意味の言葉を小生も良く覚えている。
東の空には雲が多く、朝日の恩恵は無い。どんよりとした東の空に向かって独りで歩き出した。田園地帯に差し掛かる頃から東の空が明るくなった。林を抜けて「鶴沼コース」写真・上(=勝手なネーミング)を直進しながら、「顔なじみ」の散歩人とすれ違う。一人の老人から、人差し指だけを立てて、「今朝は一人ですか?」と声が掛かった。妻と二人で歩く歩禅が認知されているようだ。「はい」とだけ答えて沼まで歩き続けた。妻同伴歩禅よりかなり速い歩きである。
毎朝会う高齢者(と、夫婦で判断)ともすれ違った。沼を一周(高齢者とは逆回転)してスピードを上げたが後ろ姿は見えながらも、その間隔の距離は縮まらない。相手を高齢者と思うだけでも容易に追いつけると思ったのが大間違いだった。結局引き離されてしまった結果で惨敗だった(笑)。
何かを思い出したらしくTVのスイッチを入れる妻にイヤな顔をした小生も、画面が「茅ヶ崎海岸・暁の祭典=浜降祭=」写真・左と右下 だと分かった瞬間に暫し失語症になってしまった。
今朝は、そんな朝なんだ。
つまり『海の日』の県重要無形文化財のお祭りである。脳裏を掠めたのは18歳で上京した大学生が、この日(当時は7月15日と固定されていた)と出会った驚きの瞬間である。お神輿と言うモノを見たのも初めてだったからである。走馬灯とは便利なモノである。鮮明に「あの日」が浮かんでくるからである。
梅雨明けも近いだろう。夏の祭典が終われば湘南海岸にも本格的な夏が到来すると言われていたからである。
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