~ロンドン・オリンピックが始まる~
昨日の朝のこと。睡魔と共生しながら枕元のラジオから「なでしこが勝ちました!」だけのアナウンサーの声を聞きとっただけが記憶にあるが、殆ど夢の中にあった。電波の発信先は開催地のロンドンだから時差はどのくらいなのだろうか?
シドニー(2000)、アテネ(2004)、北京(2008)と会場都市名で記憶を弄りながら、今回のロンドン(2012)に辿り着く。スポーツの商業化やイデオロギーが妨害したボイコット事件などもその以前の歴史的事実として浮かんできた。難しいことはわからないが、オリンピックともなると「政治と経済」力が絡んでしまうことは必至のようだ。スポーツ人生を歩むアスリート諸氏には『一生一大の事件』となってしまうのは必至か。不参加となったモスクワオリンピック出場予定だったアスリートの中には自己の人生を滅茶苦茶にされた人もいるのではないだろうか。スポーツであるからには、そこに「勝利者と敗者」とに判別されることはわかるが、戦わずして運命を左右されるのは納得しがたいだろうなぁ!
昨日のこの新聞記事(写真版)に注目した。
いまでこそ(猫も杓子も知る程)知名度の高い『なでしこ』という女子サッカーチームである。過去を知れば日本のスポーツ界の「日和見」主義が見え隠れして不愉快である。しかし、「冬の時代を忘れぬ王者」とは妙を得た表現ではないか。同種の選手と飛行機の座席が「協会の規約」で片づけられても冬の時代を思えば厚待遇と受け止められるのだろうか。そうとなれば、直接の支援ができない庶民ファンは燃えて応援するしかあるまい(笑)。
全国高校野球選手権大会(会場:甲子園球場)のニュースがマスコミで騒がれる時期になった。同じ高校生が同じように必死な練習で勝ち抜いても「高校野球」は別格扱いである。他種(高校総体=インターハイ)は蚊帳の外にあるのも怒り心頭に達する。スポーツにまで経済市場原理の浮沈を賭けられるような機構となっているのも納得できない。
「冬の時代」を忘れずに挑む人生は『なでしこ』だけではない。今や飛ぶ鳥を落とす人気の王者になった『なでしこ』には敢えて伝えてみたい。今回、勝てないと、簡単に「冬の時代」の主になってしまうぞ!と。だから、個人的には、「目指せ!!頂点」を祈るばかりである。先ずは好発進に安堵している。今朝は男子サッカーも勝利発進らしい。全ての選手諸氏が、刺激し合って励まし合って世界の場で悔いの無い結果を残して胸を張って帰国して欲しいモノである。
霧の深い朝でした。靄のなかに浮かぶ歩禅コースの沼にはカモが泳いでいました。
7月27日早朝歩禅 04:30~05:25【6300歩】
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