2012/07/30

ホッとした朝


               ~『最初の一輪』が咲きました~
 茅ヶ崎市に住んでいた時代の友人夫妻から引っ越しの記念に「朝顔のタネ」を戴きました。「4月に蒔いてください」と言われましたので、タネの入った袋に「4月蒔き」とメモ書きをしておきました。「緑のカーテン」づくりの思いで妻と一緒に種蒔きをしました。友人からの指示は蒔く時期が「4月」とだけのことで、「4月のいつ頃?」と老夫婦は悩みながら、地上からの深さも知らないまま蒔いてしまいました(笑)。長男は「琉球朝顔」という種類を苗で持って来てくれました。どんどん伸びる琉球朝顔と対照的に、友人から戴いた朝顔は芽は出たモノの成長はしません。

 肥料が不足かな?水のやり過ぎかな?

 蔓が蒔きやすいように竿を挿して待つ期間の長いこと。短気な夫は、「だから人間の方が育てやすいんだよな、喋ってくれるからね」と嘯く始末でした。人の苦労も知らずにのんびり屋のスカーレットオハラ(友人から戴いた朝顔の品種名)さんは、「観るのを諦める」ほどの成長しかなかったのですが、ある日(わかりません)から突然の成長でした。蔓の伸び具合に老妻はてんてこ舞いになる程でした。そして作った柵の頂点まで伸びてくれました。伸びたのは良いのですが、全く花芽が見当たらず、流石の老妻も「咲くのかしら?」と不安げな発言が飛び出しました。

 昨日の終日勤務の疲れは今朝の寝坊の誘因でした。

 枕元で妻の声、「咲きましたよ、朝顔が!」の一声で飛び起きました。何と6時でした。通常より2時間半も遅い起床でしたが洗顔を済ませてデジカメを持って庭に下りました。「お前、遅いぞ!」と語りかけながら、神奈川県寒川町に住む贈り主夫妻の顔がチラつきました。

 写真(右上・左)を撮って早速「第1号開花」メールを送信しました。

 挑んだことの無い事に沢山チャレンジしている自分に自分が驚いています。東側と南側に「緑のカーテン」を作りました。見事過ぎるほどの生育ぶりです。本格的な酷暑の季節の到来です。日陰の有難さを「植物さん達」に感謝しながら過ごすことが出来そうです。

 「育てる」には、短気は禁物ですよね(笑)。講師として偉そうに「育成論」を述べるわが身の無神経さを、「緑のカーテン」の植物軍団は苦笑しているだろうなぁ。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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