~大人物には誤解は付き物?~
注目すればするほど勝手な想像で評価するモノなのだろうなぁ~。この人物が話題になるとしみじみ、そう思うのは小生だけだろうか。その想像の中に「誤解」が潜んでいるのかも知れない。そして、その誤解が羨望と嫉妬に彩られて当事者が「居たたまれない」所まで追い込んでしまうのだろうか。彼が19歳の「青年」の頃、一度だけ会ったことがある。ここでは詳しく述べることは出来ないが、初対面の感想は「変わりモン・協調性の無い」若者としてだけの印象であった。凡庸な「せんせい(=当時はバリバリの現職)」は誤解(思い込み)の上に胡坐をかいて、単なる個性として評価していたようだ(恥)。
電撃的なニュースは早朝の「ネットニュース」で知った。直ぐに開いて詳細を覗きこんだ。そして、この写真をゲットした。この1枚の『姿勢・態度』に脳天を割られた。その後、ラジオからもテレビからも「イチローのトレード」が話題になった。そして、記者会見を垣間見ながら、また、言葉に言えない屈辱感すら抱いてしまった。
アメリカ(野球発祥の地)で通じる訳がないじゃん!体格差を考えれば考えるほどその結論は誤解となって老脳を支配した。前人未到の大リーグ記録を塗り替えるほどの押しも押されもせぬ大リーガーに成長した彼の他者に言えない自己鍛錬は多くの人が知らない。スポーツは結果や記録が全てである。契約金など興味は全くないが、プロ選手はこれもその価値を裏付ける。トレードも「自らの意思」であることがわかると「日本人」とはかけ離れてしまう。
多くの部分が「誤解で」成り立った虚像が、この写真一枚と記者会見の涙目が誤解を証明してくれた。四半世紀を日本人として日本で育った日本人が、日本のプロ野球を捨てて(=誤解であった)アメリカの大リーグに向かった彼の深意はそんなチャチな誤解など相手にしてはいなかったようだ。
お辞儀をする日本人を善しとしない風潮があるらしい。しかし、大観衆に向かって深々と頭を下げる(=お辞儀する)光景には頭が下がってしまった。ヘルメットとバットを手にして、観客に向けて数回のお辞儀する光景には、「日本人」としての彼の誇りが満載されていた。目頭が熱くなったのは小生だけではあるまい。
日本人が忘れ去りそうな、(日本人らしい)礼儀作法を外国の地で示してくれた大スターに感激してしまった。ピークを過ぎた(これも小市民の誤解??)彼の今後の言動に母国を偲ばせるモノを更に期待したい。
ただ一面に立ち込めた・・・そんな歌詞が浮かんできた早朝歩禅のスナップです。
04:30~05:25【6300歩】
0 件のコメント:
コメントを投稿