2013/05/14

『歌は世につれ、世は歌につれ』って言うんでしたね?

 

歌は世の成り行きにつれて変化し、世のありさまも歌の流行に影響されることをこんな風に表現するのだそうです。

「オレオレ詐欺」で馴染んでしまった(?)名称が、手口の変化で「振り込め詐欺」に改称された経緯を新聞記事を読んで改めて知りました。自身が被害を受けて居ないのでこんな能天気な着想なのでしょうか?被害を受けたくて受けている方はないでしょう。切羽詰まった親心の為せる行為を逆手にとって繰り返し、すっかり耳馴染になってしまうような詐欺行為に走るサイドの心理が読めません。

2003年に急増したという事はそれ以前にも発生していたことがわかります。

急増現象も、「世につれ・・・」となれば世の中の流れにそんな行為が罷り通れる隙が出来ていたことになりますね。我が子の声も、暫く聞かないと耳慣れなくなっても疑うことをしないのが親心と言うものでしょう。世の中がどんなに変わっても「親が子を思う」心情には変化は無い筈です。「世につれて」親心が変わるとは考えられないからです。

時代の変遷は流行する歌に現れると言われるので、「流行歌」と称されたことに合点がいきます。もっと驚いているのは「流行についていけなくなる」気分が、この新聞記事を読んで感じたことでした。

詐欺行為のネーミングまでが『警視庁の公募』で決まるという手法に至っていることも「世につれ・・・」だと実感するばかりです。

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自己紹介

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1944年熊本県八代市生まれ。1968年から神奈川県内の高校、中学校の英語教員として勤務。1988年より神奈川県茅ヶ崎市で指導主事、教育研究所長、中学校教頭、指導課長、小学校校長、指導担当参事を務める。1996年8月ちがさき教育実践ゼミナール『響の会』(現・教育実践『響の会』))を開設し、教員の自主研修会として活動を主宰。 2001年に新設開校の茅ヶ崎市立緑が浜小学校・初代校長着任。 2004年3月退職後は「教育実践・響の会」会長として全国で講演活動中。『響の会』は茅ヶ崎市・浜松市・広島市・東京都立川市に開設。2006年9月より2011年8月まで、日本公文教育研究会子育て支援センター顧問として全国で指導助言に務める。著書に 『あせらない あわてない あきらめない』(教育出版)、『人は人によりて人になる』(MOKU出版)、『小学校英語活動教本JUNIOR COLUMBUS』(光村図書出版)がある。その他月刊誌等の執筆原稿や共同執筆書も多数あり。近刊は、2012年10月発行予定(『校長先生が困ったとき開く本』教育開発研究所)。

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