歌は世の成り行きにつれて変化し、世のありさまも歌の流行に影響されることをこんな風に表現するのだそうです。
「オレオレ詐欺」で馴染んでしまった(?)名称が、手口の変化で「振り込め詐欺」に改称された経緯を新聞記事を読んで改めて知りました。自身が被害を受けて居ないのでこんな能天気な着想なのでしょうか?被害を受けたくて受けている方はないでしょう。切羽詰まった親心の為せる行為を逆手にとって繰り返し、すっかり耳馴染になってしまうような詐欺行為に走るサイドの心理が読めません。
2003年に急増したという事はそれ以前にも発生していたことがわかります。
急増現象も、「世につれ・・・」となれば世の中の流れにそんな行為が罷り通れる隙が出来ていたことになりますね。我が子の声も、暫く聞かないと耳慣れなくなっても疑うことをしないのが親心と言うものでしょう。世の中がどんなに変わっても「親が子を思う」心情には変化は無い筈です。「世につれて」親心が変わるとは考えられないからです。
時代の変遷は流行する歌に現れると言われるので、「流行歌」と称されたことに合点がいきます。もっと驚いているのは「流行についていけなくなる」気分が、この新聞記事を読んで感じたことでした。
詐欺行為のネーミングまでが『警視庁の公募』で決まるという手法に至っていることも「世につれ・・・」だと実感するばかりです。
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