我が家の周りは、北も東も、そして西も「栗畑」です。
新緑のとてもきれいな景色を肴にして晩酌をしているという至福者です。昨年の今頃、孫の結婚式に参列するために上京した従兄夫婦が足を延ばして当地まで来てくれました。両親(従兄から見れば「叔父夫妻」)の墓参に立ち寄ったのです。そして、夕食を伴にしました。日没時刻が遅くなったので明かりを点けずにテーブルに着きました。1メートル先は新緑の栗林です。幻想的な風景です。
九州山地の麓に住んでいる従姉夫婦が異口同音に「緑がきれいだ」と発するのです。3・11震災の1か月後に転居した私たちには未だ緑を愛でるゆとりも無かったようでした。空気の美味しさに命が洗われる日々です。
周囲には農家が点在しています。
一輪車で白菜が届きます。まだ、ご挨拶も交わしたことも無い農家の方が「食べてくれ」と置いて行かれるのです。新鮮な野菜の美味なことを実感する日々が続いています、今も。
トマトの苗を「猫の額」(我が家の庭のニックネーム)に5本植えました。栗畑の向こうで農業を営む(=退職後「農園」を開業)ご主人が歩を進めて来られました。①爺婆だけで食べるのに5本の苗は多過ぎる、②苗と苗の間隔が狭すぎる、③苗は1本買って(貰って)、新芽を摘んで水栽培をして移し替えれば金は掛からない、等々ご忠告が矢継ぎ早に襲い掛かって来ました。
感謝です。
そこで、ご指導の下で写真のような「トマトの苗」を栽培することに挑戦しました。収穫できても読者の皆さんへのお裾分けはできませんので、悪しからず…(笑)。
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